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28法華経の行者

教学ノート

大白法 平成29年1月16日付

 法華経の行者とは、法華経に説かれている教えの通りに修行して、教えを弘める人を言います。
 日蓮大聖人様は、法華経を説かれた釈尊をはじめ、中国の天台大師(智顗)、日本の伝教大師(最澄)を法華経の行者とされています。
 末法の法華経の行者については、釈尊が『法華経勧持品第十三』の、
「仏の滅度の後の 恐怖悪世の中に於て 我等当に広く説くべし 諸の無智の人の 悪口罵詈等し 及び刀杖を加うる者有らん(中略)数数擯出せられ 塔寺を遠離せん」(法華経 375)
という二十行の偈文に、三類の強敵が競い起こり様々な難に遭うことが説かれています。
 大聖人様は『寂日房御書』に、
「勧持品の二十行の偈の文は日本国の中には日蓮一人よめり」(御書1393)
と、この法華経勧持品二十行の偈に説かれる経文の通りに身をもって読まれたのは、日本国においては、大聖人様ただ御一人であると仰せられました。
 さらに、大聖人様は『種々御振舞御書』に、
「今日蓮は末法に生まれて妙法蓮華経の五字を弘めてかゝるせめにあへり。仏滅度後二千二百余年が間、恐らくは天台智者大師も『一切世間多怨難信』の経文をば行じ給はず。『数数見擯出』の明文は但日蓮一人なり」(同1062)
と仰せられて、末法に出現して妙法五字を弘通し、法華経の経文をその身に実証された真の法華経の行者は、御自身のみであることを明かされたのです。
 そして、大聖人様は『右衛門大夫殿御返事』に、
「日蓮は上行菩薩の御使ひにも似たり、此の法門を弘むる故に(中略)斯人行世間の五の文字の中の人の文字をば誰とか思し食す、上行菩薩の再誕の人なるべしと覚えたり」(同1435)
と仰せのように、上行菩薩の再誕として、根本の妙法を弘通し、末法の衆生に下種折伏されました。
 しかし、この上行菩薩の再誕という御立場は、一往(浅い義)であり、再往(一重立ち入った真実の義)は末法の一切衆生を救済される久遠元初の御本仏であらせられるのです。

★ポイント
大聖人様は、『四菩薩造立抄』に、
「総じて日蓮が弟子と云って法華経を修行せん人々は日蓮が如くにし候へ」(御書1370)
と仰せられ、第二祖日興上人は『佐渡国法華講衆御返事』に、
「このほうもんはしでしを、たゞして、ほとけになるほうもんにて候なり」
と仰せられています。
私たち、大聖人様の弟子檀那である日蓮正宗の僧俗は、御本仏大聖人様の教えの通りに、日々信心修行に邁進することによって成仏することができるのです。

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