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三宝について

信心のしおり

皆さんこんにちは。

皆さんは「宝」と聞いたとき、何を思い浮かべますか。

私の宝は、両親からの誕生日の贈り物だという人もいるかもしれません。また物語りに出てくるような見たこともない財宝を思い浮かべる人もいるでしょう。宝とは、とても大切なものを言いますね。

私たちの信心においても、とても大切な三つの宝が存在します。今回はそのお話をしたいと思います。

三宝とは

三宝とは仏・法・僧の三つの宝のことを言います。

1)仏の宝

はじめに仏宝とは、久遠元初即末法の御本仏・日蓮大聖人様のことです。大聖人様は『報恩抄』に、

「この日蓮の慈悲は広大であるから、南無妙法蓮華経の御題目は未来永遠に弘まり潤(うるお)すであろう。」(御書一〇三六・趣意)

と仰せです。大聖人様は私たちの幸せのために、大慈悲をもって大難を忍び南無妙法蓮華経の御題目を弘めてくださいました。

その御恩によって、私たちは御題目を唱え、功徳を積み、安心して生活することができるのです。

ゆえに、大聖人様を仏の宝として拝します。

2)法の宝

次に法宝とは、大聖人様が説かれた南無妙法蓮華経の大法のことで、本門戒壇の大御本尊様のことです。

私たちは、大聖人様があらわされた御本尊様に向かって御題目を唱えることではじめて、功徳を積むことができます。

特に、御本仏・日蓮大聖人様のお悟りそのものである総本山御安置の本門戒壇の大御本尊様が、一切の仏法の中心であり、法の宝なのです。

3)僧の宝

最後に僧宝とは、第二祖日興上人様のことです。大聖人様はお悟りになられた仏法のすべてを日興上人様に付嘱されました(これを唯授一人の血脈相承と言います)。付嘱を受けられた日興上人様のおかげで、大聖人様の教えを聞くことができました。そのため、仏法を世の中に伝えられる僧を宝と拝します。

さらにその血脈は、代々御相承されて現代の総本山第六十八世御法主日如上人猊下に続いています。御歴代上人がいらっしゃったおかげで、現代に生きる私たちも正しい仏法を信じ、御題目を唱えることができるのです。そのため代々の御法主上人猊下も僧宝として拝します。

三宝の恩を報じよう

私たちが信心をして御題目を唱えて、幸せな生活が送れるのは、仏法僧の三宝の御恩徳によるものなのです。

私たちはその御慈悲を戴くだけではなく、感謝の気持ちをもって、お応えしていかなければなりません。それを怠(なま)けては、本当の信心とは言えません。大聖人様は『四恩抄』に、

「仏法僧の三宝の恩を戴いて三宝の恩を報じない、それでは一体どうやって成仏がかぬだろうか」(同 二六八・趣意)

と仰せです。

では、どのようにして三宝の恩を報じればよいのでしょうか。『立正安国論』には客という私たちの立場から、

「ただ自分一人が信じるのではなく、他の人々の誤った教え・考えを正して、皆が御本尊様を信じることが大切です」(同 二五〇・趣意)

とあります。自分だけが正しい教えを信じ他人が苦しんでいるのを見ているようではいけません。大聖人様はすべての人々の幸せのために南無妙法蓮華経を説かれたのですから、私たちも、人々の幸せのために正しい教えを弘めていくことが大切です。

感謝の気持ちで自ら御報恩の御題目を唱えて、境界を開くことはもちろん信心をしていない周(まわ)りの人たちを折伏して、本当の幸せをつかむことができる御題目を伝えていく、これが三宝の恩を報じるということです。

皆さん、今日からまた信心をしていないお友達や家族を折伏していくために、一生懸命御題目を唱えてまいりましょう。

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