ホーム » 御書 » 御書3 » 上野殿尼御前御返事 (衣食御書)(女人某御返事)

上野殿尼御前御返事 (衣食御書)(女人某御返事)

御書3

上野殿尼御前御返事 (衣食御書)(女人某御返事)
文永 十一年  五三歳

 鵞目一貫給び候ひ了んぬ。
 それ、じきはいろをまし、ちからをつけ、いのちをのぶ。ころもはさむさをふせぎ、あつさをさえ、はぢをかくす。人にものをせする人は、人のいろをまし、ちからをそえ、いのちをつぐなり。人のためによる火をともせば人のあかるきのみならず、我が身もあかし。されば人のいろをませば我がいろまし、人の力をませば我がちからまさり、人のいのちをのぶれば、我がいのちののぶなり。法華経は釈迦仏の御いろ、世尊の御ちから、如来の御いのちなり。やまいある人は、法華経をくやうすれば身のやまいうすれ、いろまさり、ちからつきてみればものもさわらず、ゆめうつゝわかずしてこそをはすらめ。とひぬべき人のとぶらはざるも、うらめしくこそをはすらめ。女人の御身として、をやこのわかれにみをすて、かたちをかうる人すくなし。をとこのわかれは、ひゞよるよるつきづきとしどしかさなれば、いよいよこいしさまさり、をさなき人もをはすなれば、たれをたのみてか人ならざらんと、かたがたさこそをはすらるれば、わがみもまいりて心をもなぐさめたてまつり、又弟子をも一人つかわして御はかの○○○○○○○○○○○○○○○○
一巻の御経をもと存じ候へども、このみはしろしめされて候がごとく、上下ににくまれて候ものなり。

RSS 宝日記

  • 4月度御報恩御講 2024年4月14日
    4月度の御報恩御講に参詣させて頂きました。御書は『諌暁八幡抄』「今日蓮は去ぬる建長五年癸丑四月廿八日より、今弘 […]
    kirimoto3

RSS 掲示板

  • お見舞い 2024年1月9日
    震災並びに航空機事故のお見舞いを申し上げます。

管理人

和歌山県田辺市の在住、日蓮正宗法華講員です。
宝相寺支部所属。宝相寺は日蓮正宗総本山大石寺の末寺です。人生の悩みなど正しい仏法で乗り越えていきましょう。
お問い合わせは、ホームページのメールフォームから
電話でも受け付けております。
携帯090-3656-1453

334344
Users Today : 529
Users Yesterday : 870
This Month : 13520
Who's Online : 16
Your IP Address : 3.145.191.214
Server Time : 2024-04-16