御供養とは仏法僧の三宝に報恩の真心をもって、財物などを供えることをいいます。
この御供養は、総本山の護持と寺院の発展、ひいては宗門全体の繁栄をたらす基盤となるものです。これはさらに、日蓮大聖人の仏法の興隆をはかり、正法の灯を永く伝え、未来に向かって広宣流布を推進していくたの大きな力となります。
日蓮大聖人は、
「法をこころえたるしるしには、僧を敬ひ、法をあがめ、仏を供養干すべし」(新池御書)
仰せられ、僧侶を敬い、仏法を崇め、仏に供養することが、真実の信仰としての証であると説かれています。
また御供養には、財物のみにとどまらず、折伏などに精進する「法供養」、仏法のために身をもってお仕えする「身供養」があります。
これらの御供養の功徳について、日蓮大聖人は、
「凡夫は志ざしと申す文字を心へて仏になり候なり」(白米一俵御書)
と仰せられ、私たち凡夫にとって、清浄かつ純粋な志による御供養こそ、
成仏の功徳善根になると教えられています。
私たちは、正法の興隆と久住のため、また、自身が功徳を積んでいくためにも、御本尊への御供養につとめていきましょう。