Q&A 創価学会員の言い分に答える
A.創価学会の幹部のなかには、「学会は御書根本だから、大聖人の言葉だけを信じている。それ以外の歴代法主や歴代会長は、途中の人師・論師にすぎないから用いる必要はない」と言う人がいます。
創価学会の言う「御書根本」については、他の項目で破折しています。(本書81・90頁参照)
「歴代法主の言葉はどうでもよい」という主張は、御歴代上人に伝えられる血脈にもとづく御指南を蔑ろにすることであり、それは『百六箇抄』に仰せられる、
「直授結要付嘱は唯一人なり。白蓮阿闍梨日興を以て総貫首と為し、日蓮が正義悉く以て毛頭程も之を残さず、悉く付嘱せしめ畢んぬ。上首已下並びに末弟等異論無く尽未来際に至るまで、予が存日の如く、日興が嫡々付法の上人を以て総貫首と仰ぐべき者なり」(御書一七〇二頁)
との御教示に背くことであり、大謗法の言というほかはありません。
また、「歴代会長の言葉はどうでもよい」という主張は、現在の創価学会が、牧口・戸田両会長の指導に違背し、本来進むべき道を見失った状態にあることを物語っています。
ひとつの宗教団体の教義・信条がコロコロと変わり、八十数年間根本としてきた大御本尊を放棄し、歴代会長とまったく違った指導をするなどは、世間の物笑いの種というべきでしょう。
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