《第六十五世日淳上人御指南》

 
創価学会の大御本尊放棄に対する破折の文証集
  O戒壇の大御本尊は大聖人の御当体
 南無妙法蓮華経は法であるとのみ考へるからでありまして宇宙に遍満する妙法の理が題目であるとするからであります。此れは大変な誤りで南無妙法蓮華経は仏身であります(中略)妙法の理は天地の間にありましてもそれは理性であります。実際には仏の御智慧のうちにのみ厳然として具はり玉ふのであります。その仏は十方法界に唯御一人在ますだけであります(淳全九八二頁)
 
 ○戒壇の大御本尊は根本の御本尊
 大聖人の御施化に於ては此の戒壇の大御本尊が究竟であらせられるのでありまして一切の御法門も御教示も皆此に帰趣せしめられるためであります。しかして御在世に於て有縁の信者へ御本尊を御授与遊ばされましたが、皆此の御本尊中より出生せしめられしところでありまして、その根源は此にあらせられるのであります。御滅後に於てはなほ更然りであります(中略)即ち一切衆生の帰命をなすべき御本尊であります。現在此の御本尊は本宗総本山大石寺に深く蔵し奉るところであります(淳全四九三頁)
 
 ○三大秘法とは戒壇の大御本尊
 三大秘法の実体こそ誠にこの本門戒壇の御本尊であります(中略)我が日蓮正宗に於いては、日蓮大聖人様の御正意を承継あそばす御開山日興上人の御高徳によりまして幸いにも皆様方には三大秘法の実体たる本門戒壇之大御本尊様を信受し奉ることが出来るので御ざいます(淳全二一二頁)
 三大秘法をつづめると御本尊の一大秘法におさまるのであります。而して此の御本尊こそ弘安二年十月建立し給ふ大曼荼羅でありまして、此れを戒壇の大御本尊と申上げ大聖人より付法二祖日興上人に御譲り遊ばされました。そして現在日蓮正宗富士山大石寺に護持せられる大御本尊であります(淳全四〇〇頁)
 
 日蓮大聖人の御施化に序正流通 従浅至深の次第があらせられるも、究竟するところ三大秘法の御建立であらせられることは、今日に於て何人も承知するところであって、若し三大秘法といへば本門本尊の一大秘法に帰するは理の当然である。若し然りとすれば吾が総本山大石寺に安置し奉る戒壇の大御本尊が大聖人の施化の究竟と拝さなければならない。若し此旨を失へば御一代の御示教は全く泡沫になって了ふのである(淳金八二六頁)
 

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