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「国難」を増大させる顕正会

諸宗教破折
1/28/2017 国難招(まね)くは浅井ら”腐敗堕落した仏弟子”

『顕正新聞』一月五日新年特集号に、「国難四年」と題して浅井昭衛の年頭の辞が掲載されている。
「国難」というところが、いかにも浅井らしいが、国難とは、国の災難、国の危機であり、これが三年前に
始まったというのは、いかにも取って付けた話である。
日本の有史以来、国難は多くあった。内憂外患(ないゆうがいかん=国内にある心配事と外国から受ける心配事)
というが、大なり小なり、国難が多々あったことは誰もが知っている。
また、日蓮大聖人の正法が広宣流布ふれば、国難が消滅していくことは諸御書に明らかであり、そのために
日蓮正宗僧俗は、日夜、折伏弘教に邁進(まいしん)している。
しかるに、顕正会がいかに弘まったとしても、国難は消滅するどころか、ますます増長するであろう。
何故なら、第六十六世日達上人が

「大聖人様の教えでないものが弘まっても広宣流布とはいえない」(取意)

と御指南のように、血脈付法の御法主上人に信伏随従できず、我意我見の戒壇論を振り回す顕正会
に、国難を払う術(すべ)などないからである。
浅井は『選時抄』の

「其の時天変地夭盛んなるべし。(中略)、前代未聞の大闘諍一閻浮提に起こるべし。」(御書八三七頁)

を引いて「大慈悲の御本仏に国中が背(そむ)くとき、仏法守護の諸天善神はまず天変地夭を以てその国を
諫(いさ)める。だがこの諫めを用いずになお迫害を続けるならば、諸天は前代未聞の大闘諍を地球規模で
起こす。このとき、国亡び身を失う恐怖から、人々は始めて御本仏の大恩徳を知り、一同に掌(たなごころ)
を合わせて南無妙法蓮華経と唱え奉るに至る」と述べ、さらに近年の天変地夭、中国・アメリカ・ロシアの
関係が緊張していることから、第三次世界大戦が起ころうとしている、と予言。
しかし、大聖人が同抄に引用された『大集経』の虚空日分中護法品第九には、

「一切の諸天神等が仏に対して、仏法を護ることを誓い、また、仏法を受持し勤行精進する仏弟子をも護る」
と述べる。

しかし、

「その仏弟子の中にも、腐敗堕落して仏法を破壊し、在家の王・大臣に向かって悪口や中傷などを言う
者がおり、さらに、それを聞いた他の仏弟子も大悪心を生じる。
すると諸善鬼神は、その土を捨てて他の土へ移ってしまう。替わりに悪鬼神が使(たより)を得て、
諸国の兵を興して、互に相討伐(とうばつ)し、悪風雨を降らして、穀を登(みの)らしめず、人民飢饉して共に
相ひ茹(くら)はん」(國譯一切経・大衆部二巻一四三頁)

とある。
浅井ら顕正会においては、末法唯一の正法たる血脈付法の仏法を惑乱(わくらん)し、我意我見により謗法の
行業(ぎょうごう)をなしていることを、この『大集経』から知るべきであろう、そして、国難惹起の原因の
一つが、自らにあることを猛省(もうせい)すべきである。

(慧妙 平成28年1月十六日号)

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