大御本尊への信仰を捨てた創価学会をただす―矛盾のスパイラルにおちいった創価学会
今回の会則改変は、一大秘法たる本門戒壇の大御本尊を排除し、創価学会流の実体のない三大秘法を信仰の対象にすり替えたものです。
そもそも、日蓮大聖人の仏法において、三大秘法とは、
本門の本尊………………………………………………大聖人が弘安二年十月十二日に図顕された本門戒壇の大御本尊
本門の戒壇………………………………………………本門の本尊を安置する所
本門の題目………………………………………………本門の本尊を信じて唱える題目
であり、この三大秘法は、別個に存在するものではありません。
日寛上人は『依義判文抄』に、
「三大秘法を合すれば則ち但一大秘法の本門の本尊と成るなり。故に本門戒壇の本尊を亦は三大秘法総在の本尊と名づくるなり」(六巻抄八二頁)
と仰せです。
すなわち、本門戒壇の大御本尊を開けば三大秘法となり、三大秘法を合すれば一大秘法の本門戒壇の大御本尊に納まります。このことをもって、本門戒壇の大御本尊を三大秘法総在の大御本尊と尊称するのです。
したがって、三大秘法総在の本門戒壇の大御本尊を離れて、三大秘法は成り立たないのです。
さらに第六十四世日昇上人も、
「三大秘法と申しまするにその究竟の眼目は戒壇の大御本尊に帰着致すのでありまして即ち皆様が今日篤くと拝せられました当山に護持し奉る戒壇の大御本尊に帰するのであります」(大日蓮・昭和二九年五月号三頁)
と仰せられ、三大秘法は本門戒壇の大御本尊に帰着すると、明確に指南されています。
ちなみに、創価学会発行の『折伏教典』には、
「三大秘法とは、本門の本尊と、本門の題目と、本門の戒壇との三つであり、この本門の本尊すなわち弘安二年十月十二日にあらわされた一閻浮提総与の大御本尊に対して題目を唱えるのが大聖人のお教えである」(該書改訂二三版三二九頁)
とあり、また『創価学会入門』にも、
「大聖人の仏法は三大秘法ですが、その根本は弘安二年十月十二日に御図顕された本門戒壇の大御本尊です。それは、本門の大御本尊に向かって唱える題目が本門の題目、本門の本尊を安置する所が本門の戒壇だからです」 (該書改訂版一〇〇頁)
とあります。
これらの御指南と従来の創価学会の主張を見ても、現在の創価学会流の三大秘法説がいかに狂っているか明らかではありませんか。