○末期の水(死水)=死者の口にとらせる水のこと。
亡くなった人とのつながりの深い順に、樒の葉に水をつけて、軽く唇をうるおす程度にとらせます。
○枕経=厳粛な唱題の内に、いよいよ息を引き取ったならば、北枕(後述)に枕直しをして、枕辺に三具足・鈴をととのえ、枕経を上げます。枕経は、寺院より導師曼荼羅をお迎えし、住職の導師をもって行うのが本来の在り方ですが、急なことでもあり、今日なかなかそこまで出来ないのが実情です。しかし三具足をそろえ、遺体に向かって方便品・自我偈・題目を唱え、臨終を見取った家族だけでも、枕経を勤めるようにしたいものです。なお、枕経は息を引き取って後、直ちに修するのが本義です。またこの時より自宅の仏壇の扉は完全に閉じて、寺院より導師御本尊様をお迎え出来るように、準備を整えます。
通夜・葬式までの準備
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