『持妙法華問答抄』に、
「持つ処の御経の諸経に勝れてましませば、能く持つ人も亦諸人にまされり。爰を以て経に云はく『能く是の経を持つ者は一切衆生の中に於て亦是れ第一なり』と説き給へり・大聖の金言疑ひなし」(御書 二九八ページ)
と仰せであります。
一閻浮提第一の大御本尊を持つ我らこそ、一切衆生のなかにおいて第一の者であります。一切衆生のなかにおいて第一の者であれば、折伏に当たっても我らはもっと自信を持ち、確信を持って、正々堂々の折伏を行ずべきであります。
自信に満ちた、確信あるひとことひとことが、相手の心を動かすのであります。
我々には一閻浮提第一の本門戒壇の大御本尊がましますことを銘記し、いかなる障魔も恐れることなく、一意専心、折伏に励むところに必ず大御本尊様の御照覧があることを確信して、いよいよ折伏に励んでいただきたいと思います。
〔大日蓮十八年八月号42ページ〕