ホヌム » 埡曞 » 埡曞 » 真蚀芋聞

人気の投皿ずペヌゞ

真蚀芋聞

埡曞

真蚀芋聞   文氞九幎䞃月  五䞀歳

 問ふ、真蚀亡囜ずは蚌文䜕なる経論に出づるや。答ふ、法華誹謗・正法向背の故なり。問ふ、亡囜の蚌文之無くば、云䜕に信ずべきや。答ふ、謗法の段は勿論なるか。若し謗法ならば、亡囜堕獄疑ひ無し。凡そ謗法ずは謗仏謗僧なり。䞉宝䞀䜓なる故なり。是涅槃経の文なり。爰を以お法華経には「則ち䞀切䞖間の仏皮を断ず」ず説く。是を即ち䞀闡提ず名づく。涅槃経の䞀ず十ず十䞀ずを委现に芋るべきなり。眪に軜重有れば獄に浅深を構ぞたり。殺生偞盗等、乃至䞀倧䞉千䞖界の衆生を殺害すれども、等掻・黒瞄等の䞊䞃倧地獄の因ずしお、無間に堕぀る事は郜お無し。阿錻の業因は経論の掟は五逆・䞃逆・因果撥無・正法誹謗の者なり。䜆し五逆の䞭には䞀逆を犯す者は無間に堕すず雖も、䞀䞭劫を経お眪を尜くしお浮かぶ。䞀戒をも犯さず、道心堅固にしお埌䞖を願うず雖も、法華に背きぬれば、無間に堕ちお展転無数劫ず芋えたり。然れば則ち謗法は無量の五逆に過ぎたり。是を以お囜家を祈らんに倩䞋将に泰平なるべしや。諞法は珟量に劂かず。承久の兵乱の時、関東には其の甚意もなし。囜䞻ずしお調䌏を䌁お、四十䞀人の貎僧に仰せお十五壇の秘法を行はる。其の䞭に守護経の法を玫实殿にしお埡宀始めお行はる。䞃日に満ぜし日、京方負け畢んぬ。亡囜の珟蚌に非ずや。是は僅かに今生の小事なり。暩経邪法に䟝っお悪道に堕ちん事浅猿かるべし。

問ふ、暩教邪宗の蚌文は劂䜕。既に真蚀教の倧日芚王の秘法は即身成仏の奥蔵なり。故に䞊䞋䞀同に是の法に垰し、倩䞋悉く倧法を仰ぐ。海内を静め倩䞋を治むる事偏に真蚀の力なり。然るを暩教邪法ず云ふ事劂䜕。答ふ、暩教ず云ふ事、四教含蔵、垯方䟿の説なる経文顕然なればなり。然らば四味の諞経に同じお、久遠を隠し二乗を隔぀。況んや尜圢寿の戒等を述ぶれば、小乗暩教なる事疑ひ無し。爰を以お遣唐の疑問に、犅林寺の広修・囜枅寺の維の決刀分明に方等郚の摂ず云ひしなり。

疑っお云はく、経文の暩教は䞔く之を眮く。唐決の事倩台の先埳円珍倧垫之を砎す。倧日経の指垰に「法華尚及ばず、況んや自䜙の教をや」云云。既に祖垫の所刀なり。誰か之に背くべきや。決に云はく「道理前の劂し」ず。䟝法䞍䟝人の意なり。䜆し歀の釈を智蚌の釈ず云ふ事䞍審なり。其の故は授決集の䞋に云はく「若し法華・華厳・般若等の経に望めば、是摂匕門」ず云ぞり。広修・維を砎する時は法華尚及ばずず曞き、授決集には是摂匕門ず云っお、二矩盞違せり。指垰が円珍の䜜ならば、授決集は智蚌の釈に非ず。授決集が実䜜ならば、指垰は智蚌の釈に非じ。今歀の事を案ずるに、授決集が智蚌の釈ず云ふ事、倩䞋の人皆之を知る䞊、公家の日蚘にも之を茉せたり。
指垰は人倚く之を知らず。公家の日蚘にも之無し。歀を以お圌を思ふに埌の人䜜っお智蚌の釈ず号するか。胜く胜く尋ぬべき事なり。授決集は正しき智蚌の自筆なり。密家に四句の五蔵を蚭けお十䜏心を立お、論を匕き䌝を䞉囜に寄せ、家々の日蚘ず号し、我が宗を厳るずも、皆是劄語胞臆の浮蚀にしお荘厳己矩の法門なり。所詮法華経は倧日経より䞉重の劣・戯論の法にしお釈尊は無明纏瞛の仏ず云ふ事、慥なる劂来の金蚀経文を尋ぬべし。蚌文無くんば䜕ず云ふずも法華誹謗の眪過を免れず。歀の事圓家の肝心なり。返す返す忘倱する事勿れ。䜕れの宗にも正法誹謗の倱之有り。察論の時は䜆歀の䞀段に圚り。

 仏法は自他宗異りず雖も、翫ぶ本意は道俗・貎賀共に離苊埗楜・珟圓二䞖の為なり。謗法に成り䌏しお悪道に堕぀べくは、文殊の智慧・富楌那の匁説䞀分も無益なり。無間に堕぀る皋の邪法の行人にお囜家を祈祷せんに将た善事を成すべきや。顕密察刀の釈は䞔く之を眮く。華厳に法華劣るず云ふ事、胜く胜く思惟すべきなり。

華厳経の十二に云はく四十華厳なり「又圌の所修の䞀切功埳、六分の䞀垞に王に属す。是くの劂く修及び造を障る䞍善所有の眪業、六分の䞀還っお王に属す」文。六波矅蜜経の六に云はく「若し王の境内に殺を犯す者有れば、其の王䟿ち第六分の眪を獲ん。偞盗・邪行及び劄語も亊埩是くの劂し。䜕を以おの故に、若しは法も非法も王為れ根本なれば、眪に斌おも犏に斌おも、第六の䞀分は皆王に属するなり」云々。最勝王経に云はく「悪人を愛敬し善人を治眰するに由るが故に、他方の怚賊来たり囜人喪乱に遭はん」等云々。倧集経に云はく「若し埩諞の刹利囜王、諞の非法を䜜し、䞖尊の声聞の匟子を悩乱し、若しは以お毀眵し、刀杖もお打斫し、及び衣鉢皮々の資具を奪ひ、若しは他の絊斜に留難を䜜す者有らば、我等圌をしお自然に卒に他方の怚敵を起こさしめ、及び自囜の土にも亊兵起・病疫・飢饉し、非時に颚雚し闘諍蚀蚟せしめ、又其の王をしお久しからずしお、埩圓に己が囜を忘倱すべからしむ」云云。倧䞉界矩に云はく「爟の時に諞人共に聚たりお、衆の内に䞀人の有埳の人を立お、名づけお田䞻ず為し、而しお各所収の物六分の䞀を以お、以お田䞻に貢茞す。䞀人を以お䞻ず為し、政法を以お之を治む。茲に因っお以埌、刹利皮を立お、倧衆欜仰しお、恩卒土に流る。埩倧䞉末倚王ず名づく」巳䞊倶舎に䟝りお之を出だすなり。

顕密の事。無量矩経十功埳品に云はく 第四功埳の䞋 「深く諞仏秘密の法に入り、挔説すべき所違ひ無く倱無し」ず。
抑倧日の䞉郚を密教ず云ひ、法華経を顕教ず云ふ事、金蚀の出る所を知らず。所詮真蚀を密ず云ふは、是の密は隠密の密なるか。埮密の密なるか。物を秘するに二皮有り。䞀には金銀等を蔵に篭むるは埮密なり。二には疵片茪等を隠すは隠密なり。然れば則ち真蚀を密ず云ふは隠密なり。其の故は始成ず説く故に長寿を隠し、二乗を隔぀る故に蚘小無し。歀の二぀は教法の心髄、文矩の綱骚なり。埮密の密は法華なり。然れば則ち文に云はく、四の巻法垫品に云はく「薬王、歀の経は是諞仏秘芁の蔵なり」云云。五の巻安楜行品に云はく「文殊垫利、歀の法華経は諞仏劂来秘密の蔵なり。諞経の䞭に斌お最も其の䞊に圚り」云云。寿量品に云はく「劂来秘密神通之力」云云。劂来神力品に云はく「劂来䞀切秘芁之蔵」云云。
加之真蚀の高祖竜暹菩薩、法華経を秘密ず名づく、二乗䜜仏有るが故にず釈せり。
次に二乗䜜仏無きを秘密ずせずば真蚀は即ち秘密の法に非ず。所以は䜕ん。倧日経に云はく「仏䞍思議真蚀盞道の法を説いお、䞀切の声聞・瞁芚を共にせず。亊䞖尊普く䞀切衆生の為にするに非ず」云云。二乗を隔぀る事、前四味の諞経に同じ。随っお唐決には方等郚の摂ず刀ず。経文には四経含蔵ず芋えたり。

倧論の第癟巻に云はく 第九十品を釈す 「問うお曰く、曎に䜕れの法が甚深にしお、般若に勝れたる者有っお、般若を以お阿難に嘱环し、而も䜙経をば菩薩に嘱环するや。答ぞお曰く、般若波矅蜜は秘密の法に非ず。法華等の諞経に阿矅挢の受決䜜仏を説いお倧菩薩胜く受甚す。譬ぞば倧薬垫の胜く毒を以お薬ず為すが劂し」等云云。玄矩の六に云はく「譬ぞば良医の胜く毒を倉じお薬ず為すが劂く、二乗の根敗反埩するこず胜はず。之を名づけお毒ず為す。今経に蚘を埗るは即ち是毒を倉じお薬ず為す。故に論に云はく、䜙経は秘密に非ずずは法華を秘密ず為せばなり。埩本地の所説有り、諞経に無き所、埌に圚っお圓に広く明かすべし」云云。籖の六に云はく「第四に匕蚌の䞭、論に云はく等ず蚀ふは、倧論の文蚌なり。秘密ず蚀ふは八教の䞭の秘密には非ず。䜆是前に未だ説かざる所を秘ず為し、開し已はっお倖無きを密ず為す」文。 文句の八に云はく「方等・般若に実盞の蔵を説くず雖も、亊未だ五乗の䜜仏を説かず。亊未だ発迹顕本せず。頓挞の諞経は皆未だ融䌚せず。故に名づけお秘ず為す」文。蚘の八に云はく「倧論に云はく、法華は是秘密、諞の菩薩に付すず。今の䞋の文の劂きは䞋方を召しお尚本眷属を埅぀。隓けし䜙は未だ堪ぞず」云云。秀句の䞋に「竜女の成仏を釈しお、身口密なりず云ぞり」云云。歀等の経・論・釈は、分明に法華経を諞仏は最第䞀ず説き、秘密教ず定め絊ぞるを、経論に文蚌も無き劄語を吐き、法華を顕教ず名づけお之を䞋し之を謗ず。豈倧謗法に非ずや。

 抑唐朝の善無畏・金剛智等、法華経ず倧日経の䞡経に、理同事勝の釈を䜜るは、梵華䞡囜共に勝劣か。法華経も倩竺には十六里の宝蔵に有れば無量の事有れども、流沙・葱嶺等の険難、五䞇八千里十䞇里の路次容易ならざる間、枝葉をば之を略せり。等は䜵しながら蚳者の意楜に随う。広を奜み略を悪む人も有り。略を奜み広を悪む人も有り。然れば則ち、玄奘広を奜んで四十巻の般若経を六癟巻に成し、矅什䞉蔵は略を奜んで千巻の倧論を癟巻に瞮めたり。印契・真蚀の勝るゝず云ふ事、是を以お匁ぞ難し。矅什所蚳の法華経には是を宗ずせず。䞍空䞉蔵の法華儀軌には印・真蚀之有り。仁王経も矅什の所蚳には印・真蚀之無し。䞍空、所蚳の経には之を副ぞたり。知んぬ是蚳者の意楜なりず。其の䞊法華経には「為説実盞印」ず説いお、合掌の印之有り。譬喩品には「我が歀の法印は䞖間を利益せんず欲するが為の故に説く」云云。歀等の文劂䜕。只広略の異なりあるか。又舌盞の蚀語皆是真蚀なり。法華経には「治生の産業は皆実盞ず盞違背せず」ず宣べ、亊「是前仏経䞭に説く所なり」ず説く。歀等は劂䜕。真蚀こそ有名無実の真蚀、未顕真実の暩教なれば、成仏埗道跡圢も無し。始成を談じお久遠無ければ、性埳本有の仏性も無し。䞉乗が仏の出䞖を感ずるに、䞉人に二人を捚お、䞉十人に二十人を陀く。「皆仏道に入らしむ」の仏の本願満足すべからず。十界互具は思ひもよらず。たしお非情の䞊の色心の因果争でか説くべきや。然れば陳隋二代の倩台倧垫が法華経の文を解りお、印契の䞊に立お絊ぞる十界互具癟界千劂䞀念䞉千を、善無畏は盗み取りお我が宗の骚目ずせり。圌の䞉蔵は唐の第䞃玄宗皇垝の開元四幎に来たる。劂来入滅より䞀千六癟六十四幎か、開皇十䞃幎より癟二十䜙幎なり。䜕ぞ癟二十䜙幎巳前に倩台の立お絊ぞる䞀念䞉千の法門を盗み取りお我が物ずするや。而るに己が䟝経たる倧日経には、衆生の䞭に機を簡ひ、前四味の諞経に同じお二乗を簡ぞり。たしお草朚成仏は思ひもよらず。されば理を云ふ人時は盗人なり。又印契・真蚀䜕れの経にか之を簡ぞる。若し爟れば倧日経に之を説けども芏暡ならず。䞀代に簡はれ諞経に捚おられたる二乗䜜仏は法華に限れり。二乗は無量無蟺劫の間、千二癟䜙尊の印契・真蚀を行ずずも、法華経に倀はずんば成仏すべからず。印は手の甚、真蚀は口の甚なり。其の䞻が成仏せざれば口ず手ず別に成仏すべきや。䞀代に超過し、䞉説に秀でたる二乗の事をば物ずせず。事に䟝る時は印・真蚀を尊む者、劣謂勝芋の倖道なり。

無量矩経説法品に云はく「四十䜙幎未顕真実」文。䞀の巻に云はく「䞖尊は法久しくしお埌芁ず圓に真実を説きたたふべし」文。又云はく「䞀倧事の因瞁の故に䞖に出珟したたふ」。四の巻に云はく「薬王今汝に告ぐ、我が所説の諞経あり而も歀の経の䞭に斌お法華最も第䞀なり」文。又云はく「已に説き今説き圓に説かん」文。宝塔品に云はく「我仏道を為っお無量の土に斌お始めより今に至るたで広く諞経を説く。而も其の䞭に斌お歀の経第䞀なり」文。安楜行品に云はく「歀の法華経は是諞の劂来第䞀の説なり。諞経の䞭に斌お最も為れ甚深なり」文。
又云はく「歀の法華経は諞仏劂来秘密の蔵なり。諞経の䞭に斌お最も其の䞊に圚り」文。薬王品に云はく「歀の法華経も亊埩是くの劂し。諞経の䞭に斌お最も為れ其の䞊なり」文。又云はく「歀の経も亊埩是くの劂し。諞経の䞭に斌お最も為れ其の尊なり」文。又云はく「歀の経も亊埩是くの劂し。諞経の䞭の王なり」文。
又云はく「歀の経も亊埩是くの劂し。䞀切の劂来の所説、若しは菩薩の所説、若しは声聞の所説、諞の経法の䞭に最も為れ第䞀なり」等云云。玄の十に云はく「又已今圓の説に最も難信難解ず為す、前経は是已説なり」文。秀句の䞋に云はく「謹んで案ずるに法華経法垫品の偈に云はく、薬王今汝に告ぐ、我が所説の諞経あり。而も歀の経の䞭に斌お法華最も第䞀なり」文。又云はく「圓に知るべし已説は四時の経なり」文。文句の八に云はく「今法華は法を論ずれば」云云。蚘の八に云はく「鋒に圓たる」云云。秀句の䞋に云はく「明らかに知んぬ他宗所䟝の経は是王䞭の王ならず」云云。釈迊・倚宝・十方の諞仏、倩台・劙楜・䌝教等は法華経は真実、華厳経は方䟿なり。「未顕真実」「正盎捚方䟿」「䞍受䜙経䞀偈」「若し人信ぜずしお乃至其の人呜終しお阿錻獄に入らん」ず云云。匘法倧垫は「法華は戯論、華厳は真実なり」云云。䜕れを甚ふべきや。宝鑰に云はく 「歀くの劂き乗々は自乗に名を埗れども埌に望めば戯論ず䜜す」文。又云はく「謗人謗法は定めお阿錻獄に堕せん」文。蚘の五に云はく「故に実盞の倖は皆戯論ず名づく」文。梵網経疏に云はく「第十に謗䞉宝戒。亊は謗菩薩戒ず云ひ、或は邪芋ず云ふ。謗は是乖背の名なり。は是解、理に称はず。蚀は実に圓たらずしお異解しお説く者を皆名づけお謗ず為すなり」文。

 玄の䞉に云はく「文蚌無き者は悉く是邪停にしお圌の倖道に同じ」文。匘の十に云はく「今の人他の所匕の経論を信じお謂ひお憑み有りず為しお宗の源を尋ねず。謬誀䜕ぞ甚しき」文。守護章䞊の䞭に云はく「若し所説の経論明文有らば、暩実・倧小・偏円・半満を簡択すべし」文。玄の䞉に云はく「広く経論を匕きお己矩を荘厳す」文。

抑匘法の法華経は真蚀より䞉重の劣、戯論の法にしお尚華厳にも劣るず云ふ事、倧日経六巻に䟛逊法の巻を加ぞお䞃巻䞉十䞀品、或は䞉十六品には䜕れの品䜕れの巻に芋えたるや。加之蘇悉地経䞉十四品、金剛頂経䞉巻䞉品、或は䞀巻に党く芋えざる所なり。又倧日経䞊びに䞉郚の秘経には、䜕れの巻䜕れの品にか十界互具之有りや。郜お無きなり。法華経には事理共に有るなり。所謂久遠実成は事なり。二乗䜜仏は理なり。善無畏等の理同事勝は臆説なり。信甚すべからざる者なり。凡そ真蚀の誀り倚き䞭に、䞀、十䜏心に第八法華・第九華厳・第十真蚀云云。䜕れの経論に出でたるや。䞀、善無畏の四句ず匘法の十䜏心ず県前の違目なり。䜕ぞ垫匟敵察するや。䞀、五蔵を立぀る時、六波矅蜜経の陀矅尌蔵を、䜕ぞ必ず我が家の真蚀ず云ふや。䞀、震旊の人垫争っお醍醐を盗むずいう。幎玀䜕ぞ盞違するや。其の故は開皇十䞃幎より、唐の埳宗の貞元四幎戌蟰の歳に至るたで癟九十二幎なり。䜕ぞ倩台入滅癟九十二幎の埌に枡れる六波矅蜜経の醍醐を盗み絊ふべきや。顕然の違目なり。若し爟れば人を謗じ法を謗ず、定んで阿錻獄に堕すず云ふは自責なるや。䞀、匘法の心経の秘鍵の五分に䜕ぞ法華を摂するや。胜く胜く尋ぬべき事なり。

真蚀䞃重難。䞀、真蚀は法華経より倖に倧日劂来の所説なり云云。若し爟れば倧日の出䞖・成道・説法・利生は釈尊より前か埌か、劂䜕。察機説法の仏は八盞䜜仏す。父母は誰ぞ。名字は劂䜕。嚑婆䞖界の仏ず云はゞ、䞖に二仏無く囜に二䞻無きは聖教の通刀なり。涅槃経の䞉十五の巻を芋るべきなり。若し他土の仏なりず云はゞ、䜕ぞ我が䞻垫芪の釈尊を蔑ろにしお他方疎瞁の仏を厇むるや。䞍忠なり、䞍孝なり、逆路䌜耶陀なり。若し䞀䜓ずいはゞ䜕ぞ別仏ず云ふや。若し別仏ならば、䜕ぞ我が重恩の仏を捚぀るや。唐尭は老ひ衰ぞたる母を敬ひ、虞舜は頑なる父を厇む是䞀。六波矅蜜経に云はく「所謂過去無量䌜沙の諞仏䞖尊の所説の正法、我今亊圓に是くの劂き説を䜜すべし。所謂八䞇四千の諞の劙法蘊、而も阿難陀等の諞倧匟子をしお䞀たび耳に聞きお皆悉く憶持せしむ」云云。歀の䞭の陀矅尌蔵を匘法は我が真蚀ず云ぞる。若し爟れば歀の陀矅尌蔵は釈迊の説に非ざるか。歀の説に違す是二。凡そ法華経は無量千䞇億の已説今説圓説に最第䞀なり。諞仏の所説・菩薩の所説・声聞の所説に歀の経第䞀なり。諞仏の䞭に倧日挏るべきや。法華経は正盎無䞊道の説、倧日等の諞仏長舌を梵倩に付けお真実ず瀺し絊ふ是䞉。嚁儀圢色経に「身盞黄金色にしお垞に満月茪に遊び定慧智拳の印法華経を蚌誠す」ず。又五仏章の仏も法華経第䞀ず芋えたり是四。「芁を以お之を蚀はゞ劂来の䞀切所有の法、乃至皆歀の経に斌お宣瀺顕説す」云云。歀等の経文は釈迊所説の諞経の䞭に第䞀なるのみに非ず、䞉䞖の諞仏の所説の䞭に第䞀なり。歀の倖䞀仏二仏の所説の経の䞭に、法華経に勝れたる経有りず云はゞ甚ふべからず。法華経は䞉䞖䞍壊の経なる故なり是五。又倧日経等の諞経の䞭に法華経に勝るゝ経文之無し是六。釈尊埡入滅より已埌、倩竺の論垫二十四人の付法蔵、其の倖倧暩の垂迹、震旊の人垫、南䞉北䞃の十垫、䞉論法盞の先垫の䞭に、倩台宗より倖に十界互具癟界千劂䞀念䞉千ず談ずる人之無し。若し䞀念䞉千を立おざれば性悪の矩之無し。性悪の矩無くば仏菩薩の普珟色身、真蚀䞡界の曌荌矅、五癟䞃癟の諞尊は、本無今有の倖道の法に同ぜんか。若し十界互具癟界千劂を立おば、本経䜕れの経にか十界皆成の旚之を説けるや。倩台円宗芋聞の埌、邪智荘厳の為に盗み取れる法門なり。才芞を誊し、浮蚀を吐くには䟝るべからず。正しき経文金蚀を尋ぬべきなり是䞃。

涅槃経の䞉十五に云はく「我凊々の経の䞭に斌お説いお蚀はく、䞀人出䞖すれば倚人利益す。䞀囜土の䞭に二の転茪王あり。䞀䞖界の䞭に二仏出䞖すずいはゞ是の凊有るこず無し」文。倧論の九に云はく「十方恒河沙䞉千倧千䞖界を名づけお䞀仏䞖界ず為す。是の䞭に曎に䜙仏無し。実には䞀の釈迊牟尌仏なり」文。蚘の䞀に云はく「䞖に二仏無く囜に二䞻無し。䞀仏の境界に二の尊号無し」文。持地論に云はく「䞖に二仏なく囜に二䞻なし。䞀仏の境界に二の尊号なし」文。
 䞃月 日                         日蓮花抌

RSS 宝日蚘

  • 3月床埡報恩埡講に参詣 2026幎3月8日
    3月床埡報恩埡講に参詣臎したした。埡曞は『阿仏房尌埡前埡返事』法華経を持ち信ずれども、誠に色心盞応の信者、胜持 […]
    kirimoto3

RSS 掲瀺板

アクセスカりンタヌ

リンク集