法統相続とは日蓮正宗の信仰を子孫に伝えていくことをいいます。
本宗の信仰をする者にとって、法統相続はきわめて大切なことです。
その理由は、
一、一家の幸福と繁栄を確立するため
二、日蓮大聖人の仏法を永く後代に伝えるため
三、日蓮大聖人がご遺命された広宣流布を実現するため
諺にも「三つ子の魂百まで」といわれるように、法統相続は、人生の基釈となる幼児期から取り組むことが大切です。
そのためには、まず子供の頃から寺院へ連れていくことを心がけましょう、また、勤行の際、そばに座らせて題目やお経を聞かせたり、お供え物や、しきみの水の交換などのお給仕をとおして、御本尊を敬う心を教えることもよいでしょう。
その後、年齢に応じて、宗教の正邪や、信心の必要性を教えていきます。
総本山第九世日有上人は、
「謗法の妻子春属をば連連教化すべし」(化儀抄)
と示されています。
信心をしていない家族に対しては、根気よく折伏し続けていくことが大切です。
法統相続は、何よりもまず、親が模範となる信心姿勢を示すことが肝要です。