教学の研鑽とは、日蓮大聖人の仏法を学ぶことをいいます。
日蓮大聖人は、
「行学の二道をはげみ候べし。行学たへなば仏法はあるべからず。我もいたし人をも教化候へ。行学は信心よりをこるべく候」
(諸法実相抄)
と仰せになり、弟子・信徒に対して、信心を根本とした、修行の実践と教学の研鑚の必要性をご教示されています。
教学を研鑚する理由は、大聖人の教義を正しく理解し、信心修行を深かめるとともに、折伏のために必要な教学力を身につけることにあります。
日蓮正宗の教学は、『御書』を根本として学んでいきます。御書とは、日蓮大聖人が書きあらわされた教義書や、弟子・信徒に与えら
れたお手紙などをまとめたものです。
御書の内容は大変深く難解なため、その真意は、血脈を相伝されている御法主土人のご指南をもととしなければ正しく理解することができません。
ですから、勉強会などに率先して参加し、御法主上人の意を体した指導教師にしたがって、日蓮大聖人の仏法を学んでいくことが大切です。
また、法華講連合会では、法華講負が教学を身につけていくことを目的として、定期的に教学試験を行っています。
なお、日蓮正宗においては、宗門の機関誌である『大日蓮』や法華講連合会の『大白法』をはじめ、教学向上のための書籍やパンフレットなどが発行されています。