日蓮正宗の二大法要
日蓮正宗の二大法要とは「霊宝虫払会」と「宗祖御大会」です。
これら総本山大石寺において御法主上人の大導師のもとに奉修される法要です。
霊宝虫払会
四月六日・七日
総本山犬石寺には、日蓮大聖人のご真筆の御本尊や御書をはじめ、多くの重要な宝物が厳護されています。
霊宝虫払会は、これらの宝物を後世に伝えていくため、湿気を払い、害虫を除くなど保存に必要な手入れをし、参詣者に披露して信行倍増に資する儀式です。
宗祖御大会
十一月二十日・二十一日
御大会は、大聖人のご命日にちなんで行われる、日蓮正宗ではもっとも大切な法です。
日蓮大聖人は、弘安五年(一二八二)十月十三日、聖寿六十」歳をもってご入滅されましたが、大聖人のごお斑は、本門戒壇の大御本尊として、永遠に一切衆生を救済されるのです・ですからヽ日蓮大聖人のご入滅は、仏の滅不滅三世常住を示されたものであり、これをお祝いする法要が御大会です。
第一日には、御影堂において御法主上人が寿量品を説法されます。これは御本仏日蓮大聖人が法を説かれる姿をあらわしたものです。この後、三々九度の儀式か行ぎわれます。
第二日には、破邪顕正・正法弘通の精神を未来永劫に伝えるため、『立正安国論』をはじめ、ご歴代上人の申状が捧読されます。その後、お花くずし並びに布教講演会が行われます。