唱題について
唱題は修行の根本
唱題とは、御本尊様を信じて「南無妙法蓮華経」と御題目を唱えることを言います。
そして、今年の年間実践テーマの一番目に
「勤行唱題で団結前進」
とあります。一番目に示されているということは、勤行・唱題こそが修行の根本であるということです。ですから今年は、ご命題達成に向けて団結することが大切なのです。異体同心の信心がなければ団結はできません。その源が唱題なのです。
唱題するときは、まず姿勢を正し、御本尊様の「妙」の字を中心に御本尊様をしっかり拝することが大切です。そして小さな弱々しい声で唱えるのではなく、導師の方の声に合わせて、元気で大きな声ではっきりと唱えましょう。
唱題は、自らの意志で率先して行うことが大切です。積極的に家族で話し合ってみましょう。「この時間は、みんなでそろって唱題しよう」と決めて実行すると、生活が改まって家族一人ひとりにも変化が訪れます。
唱題の功徳に確信を持とう
世の中には、悩みや苦しみを持っている人がたくさんいます。私たちももちろん悩みがないわけではありません。
しかし、私たちは、御本尊様に真剣に御題目を唱えることによって、悩みや苦しみを乗り越えることができます。これは、唱題することによって御本尊様の御力によって功徳を戴くことができ、不思議と最善の方法によって様々な困難に打ち克つことができるのです。
そこで唱題する上で大切なことは
『経王殿御返事』に、
「あいかまへて御信心を出し此の御本尊に祈念せしめたまえ。何事か成就せざるべき」(御書685ページ)と仰せのように、信心強盛に確信を持って御本尊様に御題目を唱えて御祈念することです。このことによってのみ私たちの祈りは成就されます。
たとえば、「お友達を折伏したい」「勉強やスポーツを頑張って良い成績を残したい」という願いを叶えたいのであれば、まず御本尊様に真剣に御題目を唱えて御祈念し、実践することが大事なのです。必ずよい結果がもたらされるでしょう。
お題目 を広める人になろう
日蓮大聖人様は
「一念とは 南無妙法蓮華経 無疑曰信の一念なり」 (同745ページ)と仰せられています。「無疑曰信」とは 御本尊様に疑いの心をおこすことなく信じることをいいます この一念で お題目を唱えることが大事です。
御法主日如上人猊下は、
「 信心というのは無疑曰信で疑いなきを信と言うのです。すなわち この御本尊様こそ絶対なりという確信をもって題目を唱えていかなければなりません。( 中略 )そして題目をとなえた 功徳と歓喜を持ってまた人を折伏していく自行化他の信心をしなければ 真実の功徳はないのです (大白法822号)
と御指南されています。
一生懸命に唱題し、 みなさん一人ひとりが御本尊様から頂く功徳を体験し実感することが大切です そしてお友達に 唱題の功徳を話していくことが自行化他にわたる唱題の実践になるのです。
そのように折伏までしっかりと行って初めて、 真実の功徳を御本尊様からいただけるということです。
皆さんは 日蓮大聖人様の正しいお題目を唱えることができる幸せと自信を持って 多くの人に御本尊様の功徳を語り広めていきましょう。
さあ、団結前進の年が始まりました。 皆さんは今年の目標をたてましたか。 目標を 実行し実現するためにも真剣な唱題が大切です所属寺院で おこなわれる唱題会に積極的に参加し 僧俗が団結してお題目を唱えましょう。
そして自宅でもなるべく 家族で唱題し、団結の姿をあらわしていきましょう。 そこに、はじめは目に見えなくても、 だんだん物事が良い方向に進んでいくことを実感できるようになります。 その喜びを伝えていくのが折伏です。 共に励んで参りましょう。