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三大秘法破壊の大謗法-顕正会

 諸宗教破折
 顕正会新聞の五月度幹部会における会長・浅井城衛の指導を見て、ひと安心したことがある。
 それは、本紙等で指摘され、回答を迫られている件に関して、いつまで経っても城衛からの反応がないので、本人の目に届いていないのでは、と心配していたからである。
 しかし、当指導のなかで
城衛は、
「宗門『大白法』紙上で学会の教義改変を批判」(顕正新聞令和七年六月五日付)
として、本紙、それも当コラムを根拠に指導をしており、間違いなく目を通していることが判った。
 見ているか、城衛よ。まずは顕正会の本尊偽造問題について、先にも提示した、
①宗門には存在しない 「大幅の日布上人の御形木本尊」とは何なのか。
②各会館に安置の本尊が増える理由。
③顕正会が半世紀も前に入手したとする本尊の今現在の種類と実数。
の問いに、いい加減、逃げずに回答せよ。それこそが前会長の尻拭いにもなるし、各地で本宗僧俗から追求によって混乱し、右往左往している顕正会員のためにもなるからである。
支離滅裂な本紙への批判
 当指導中、城衛は本紙令和六年十二月一日号掲載の
『異流義破折』において、
『創価学会教学要綱』での本門の戒壇の意義改変について創価学会を破折した
「御遺命の戒壇建立を全否定」と題した記事を取り上げている。まず、城衛は
「(学会が)” 『本門の戒壇』には特定の建造物を超える意義がある”などと、正本堂建立に参加した当時の八百万信徒の真心と功績を全否定した(趣意)」(大白法 一一三八号)
との記載に対して、
「(宗門が)正本堂が『御遺命の戒壇』ではないとわかっていながら、池田に言われるままにそれを『御遺命の戒壇』と意義づけて八百万学会員を騙し」(顕正新聞 令和七年六月五日付)
いと述べている。
 この城衛の難癖は、建立発願当初の「正本堂建立御ら 供養趣意書」等に関しての(件名なし)発言のようだ。
 しかし、本門戒壇の大御本尊安置の堂宇は、広宣流布の暁には御遺命の「本門寺の戒壇堂」となり得ることは言うまでもない。
 それを「池田に言われるまま」とか「八百万学会員を騙し」などとは言いがかりも甚だしい。
 現に当時の浅井昭衛は、この「趣意書」に賛同し、
「意義重大なる正本堂(中略)宗門全体の重大な慶事に、妙信講(※顕正会の前身)も宗門の一翼として、講中の全力を挙げ、真心を込めて猊下に御供養をさせて頂く事になりました」 (冨士昭和四十年七月号)
と、講中全体に御供養を募っていたではないか。
「国立戒壇」の語をめぐる難癖
「かつて池田大作が、
『本門の戒壇建立とは、大聖人様の至上命令である。そして、わが日蓮正宗創価学会のただひとつの目的であることは、論をまたない』と指導してきたこととも相違するが、学会執行部はこの矛盾をどう説明するのか」
(大白法 一一三八号)
との記事に対して城衛は、
「宗門が卑怯なところは、引用したこの池田の講演が国立戒壇について述べていることを、敢えて隠していることです」(顕正新聞 令和七年六月五日号)
などと難癖をつけている。
 そもそも元の記事は学会破折のものなので、論点にない「国立戒壇」について挙げる必要もなければ、隠す必要もない。
 顕正会が顕正会が妄執する「国立戒壇」の語については、かつて宗門で便宜上使われてきたが御書にもないので「使用しない」と決定し、あくまで御遺命は「広宣流布」と「本門寺の戒壇建立」であると、さんざん教えてあげているのに、城衛ら顕正会には理解する能力がないのだろうか。
 何度も言うが、城衛ら顕正会は戯れ言を言う前に、まずは顕正会の本尊偽造について弁明せよ。偽本尊作製に手を染めることは、本門の本尊への冒涜であり、三大秘法破壊の大謗法であることを肝に銘ずるべきである。
(大白法令和7年8月1日号より転載)