7勤 行

教学ノート

大白法 平成26年9月16日付

  勤行とは「勤めて善法を行うこと」を意味し、信心をしていく上で最も基本となる大切な修行です。
 日蓮大聖人様は『御義口伝』に、
 「朝々仏と共に起き、夕々仏と共に臥す」(御書 1749㌻)
と、仏様と共に1日の生活を送ることの大事を教えられています。朝の勤行は御本尊様の功徳によって平穏で充実した1日を過ごせるように祈り、夕の勤行は御本尊様の御加護によって1日を無事に過ごさせていただいたことへの感謝の気持ちをもって行うことが大切です。
 さて日蓮正宗では、御本尊様に向かって法華経の『方便品第二』と『如来寿量品第十六』を読誦し、「南無妙法蓮華経」の御題目を唱えることをもって勤行とします。
 この勤行には、正行と助行という二つの意義があります。
正行とは御題目を唱えることで、助行とは『方便品』と『寿量品』を読誦することです。
 『方便品』と『寿量品』だけを読誦するのは、大聖人様が『月水御書』に、
 「殊に二十八品の中に勝れてめでたきは方便品と寿量品にて侍り」(同 303㌻)
と仰せのように、他の26品と比較して勝れた意義と功徳が具わっているからです。
 また総本山第26世日寛上人様は、
 「助行とは、方便寿量の両品を読誦し、正行甚深の功徳を助顕す」(六巻抄 161㌻)
と仰せであり、助行は正行の功徳を助け顕わすために行うという意義があります。例えば『方便品』と『寿量品』の読誦は、洗濯をするときに洗剤を加えて水の助けとしたり、調味料が食べ物の味を引き立たせるようなものです。よって毎日行う朝夕の勤行では、正行と助行を併せて実践するのです。
 御法主日如上人猊下は、
 「朝夕の勤行をしっかり行うことは、信心の原点とも言うべき最も大事なことであります(中略)朝夕の勤行をしっかりと行っていけば、そこから様々な問題が正しい形で必ず解決をしていくのであります。それが、御本尊様の偉大なる功徳であります」(大白法 843号)
と仰せられています。
 私たちは、信心修行における最も基本である勤行を毎日欠かさずに行うことで、日々、御本尊様の功徳に浴することができます。そして私たちはその功徳により、ふだんの生活の中で起こる様々な問題が正しく解決され、充実した幸せな生活を送ることができるのです。
★ポイントと復習
御法主日如上人猊下御指南
「我々の日常の生活のなかで。信心が特別な形で存在しているのではなく、ごく自然な形で生活のなかに溶け込んでいる状態が大事なのです。(中略)朝夕の勤行をはじめ、家を出る時や帰ってきた時に、ます御本尊様に手を合わせて『行ってまいります』とか『ただいま帰りました』と御挨拶をする。それが生活のなかに、自然に溶け込んでいることが大事」(大白法892号)