総本山67世 日顯上人 御講義
平成17年 夏期講習会 第3期
信・行・学
『信』について
◇火の信心・水の信心
皆さん方の生活の中でも、様々な事柄があるでしょうけれども、やはり、常に水のような信心をもって、退せずに修行していくということが大切なんですね。
あまりにも忙しい時は、その時の状況に応じて、いつもは御題目が五百遍のところを「今日は、百遍にしよう」とか ということは、しかたがありませんが、とにかく毎日退せずに修行をしていく、功徳を成じていくということが大切であるのです。
そういうことで「水の信心」という常に絶えざる信心ということを、大聖人様が御指南あそばされております。
これは、毎月の寺院での御報恩御講や広布唱題会などでも、または年に一度の総本山での夏期講習会などでも、やはりそういう気持ちが大事なのです。今この会場におられる皆さん方も、やはりその気持ちを持っていらっしゃるから、ここにお集まりになっていると思うのであります。
そのお気持ちを忘れずに、水のごとき信心の中において、さらにまた火のごとき強い信心をも持っていただきたいと思います。しかるに、根底は「水の信心」をしっかりと持って、ご精進されることが大切であります。
(『大白法』平成17年8月16日号)