大聖人様は『富本殿御書』に、
「我が門家は夜は眠りを断ち昼は暇を止めて之を案ぜよ。一生空しく過ごして万歳悔ゆること勿れ」 (御書1169ページ)
と仰せであります。また『持妙法華問答抄』に
「一切の仏法も又人によりて弘まるべし」 (同298ページ)
と仰せであります。
今日の宗門の平成二十七年・三十三年に向かっての戦いのなかで、この御文を一人ひとりがしっかりと心肝に染めていただきたいと思います。
私達は、広宣流布という高い理念の上に立って『立正安国論』の御理想実現を目指して戦っているのであります。したがって、まず私達自身がきちんと人格を磨いていかなければなりません。そのために大切なことは、普段の信行、つまり朝夕の勤行でありますが、もう一つ、やはり唱題行の功徳があるかと思います。(中略)
折伏成果の挙がっている支部というのは、ほとんどが唱題行をしつかりと行っております。この唱題行をとおして、住職も御信徒も本当に大きな功徳をいただいて、その歓喜と功徳をもって折伏に打って出る。その結果、すばらしい成果を挙げているのであります。
〔平成二十三年十月号57ページ〕