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実乗の一善に帰すべし

諸宗教破折2
 新型コロナウイルス感染症の世界的な猛威は、止まるところを知らない。
 私たちは、感染のリスクに晒されながら働く医療関係者をはじめ、社会機能維持の業務に従事する方々に感謝することが大事だ。
 と同時に、心ならずも罹患された方々に対して、疎んじたりするのではなく、気持ちに寄り添うことが大切である。
 解決に向け各専門分野の能力を発揮し取り組む姿、地域が協力し合う姿にも力強さを覚えるし、称賛を送るべきであろう。
 しかし最も肝心なことといえは、疫病という災禍が、どのような原因によって起こるのかを理解し、その悪因を取り除き根治することである。

 災禍の原因

 この恐ろしい疫病の終息を、誰もが強く願っているが、悪世末法の今、疫病蔓延の根本原因を知り、解決の道を示される方は唯一、御本仏日蓮大聖人である。
 『立正安国論』の冒頭に。
     
  「旅客来たりて嘆いて日く、近年より近日に至るまで、天変・地夭・飢饉・瘤馬巷に斃れ(御書 二三四)
とある。
 治療の手が及ばず病院の廊下やイスに横たわって苦しんでいる人々。遺体の安置場所が足りず、病院に冷凍トラックが横付けされているところ。亡くなる前に
触れ合うこともできず、ガラス越しに別れを趾ざるを得なかった家族……ここ半年間で世界各国から届いた新型コロナ禍のニュース映像である。まさに『安国論』に記される惨状そのままではないか。
その『安国論』に、  
「世皆正に背き人悉くて魔来たり鬼来たり、災起こり難起こる」(同)
と御教示の通り、国土に災いが充満するのは、人々が仏の本意に背いて間違った教えに帰依していることが原因である。
 そして同じく『安国論』に、
  「汝早く信仰の寸心を改めて速やかに実乗の一善に帰せよ。然れば則ち三界は皆仏国なり」(同二五〇)
と仰せられている。すべての大が悪法を捨てて、。実乗の一善たる本門戒壇の大御本尊に帰依することが、国土を安穏ならしめ、人々を幸せにする唯一の方途なのだ。

 『安国論』の如くに行ずべし

  「日蓮大聖人を祖とする」と自称する教団は多い。
 皆、『立正安国論』を「大事だ」と言い、得々と説明しようともするが、『安国論』に示される折伏を行おうとはしない。できないのだ。なぜなら、彼らには”立”てるべき”正”が明確でなく、仏法において何が正しくて何か間違つているかが判らない。そもそも、護るべき法体がない。
 だから邪教となるわけだが、当然ながら、大慈悲心の発露である折伏行を正しく理解できず、また、行ずることもない。
 末法の今日、大聖人の御教えのまま、折伏を行ずる宗団は、本門の三大秘法を受持する日蓮正宗僧俗以外にはいない。

日蓮各派今こそ折伏を
 
 では、どのような心構えで折伏に臨むべきか。
 正法は時に、耳に逆らう。そのために心ない言葉を浴びるかも知れないが、憎悪や敵愾心を抱いてはならない。かの不軽菩薩が迫害を受けながらも、
  「我深く汝等を敬う。敢えて軽慢せず」(法華経五〇〇ページ)
 と但行礼拝に精進したように、仏性が具わる相手の命をどこまでも尊重し、自他共に幸せになることを、信念と慈念を持って願い切ることである。
 さらには末法の法華経の末法の法華経の行者、大聖人が
 「斯人 行世間 能滅衆生闇」(斯の人 世間に行じて 能く衆生の闇を滅す)
との経文のまま、常に苦しむ人々のただ中に身を置かれたように、我々も謗法厳誡を旨としつつも様々な人と関わりを持つべきである。
 日蓮大聖人の正続門家たる者、自らの懈怠と決別し、明年の大佳節に向け、折伏を行じよう。

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