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名は変われども実態変わらずー第3救済慈喜徳会

 諸宗教破折2
「第3救済慈喜徳会」とは、福永法源が創始した「法の華三法行」という教団を元とした、新興宗教
である。
 かつて静岡県富士市に本部を置いていた法の華三法行。「第3救済 慈喜徳会」と名を変え、現在は神奈川県川崎市に本部を構えている。
 昭和五十五年、福永法源は「キリスト、釈迦に次ぐ最後の救済者」との「天声」というお告げを受けたとして活動を開始。さらに、法源は足裏を見ればその人の健康状態や苦悩など、すべてを判断できるとする「足裏診断」を重要視した。
巨額の詐欺事件
 この足裏診断を通して、法の華三法行は「前世の悪い因縁を放っておくとガンになる」「このままでは二〇〇一年に人類は滅亡する」等のマニュアル化した脅し文句で人々の不安を煽り、教団へ勧誘。
「法納料」として多額の金銭を信者から巻き上げていた。その他にも、法源の手形色紙を売りつけたり、教団発刊の書籍を売りつけるなど、教団はあらゆる手段で集金していた。
 法源は「宗教の名の下に自己の金銭的欲望を満たす犯行動機に全く酌量すべき点はない」「公判廷においても、自己に天声を聞く能力があるなどと強弁しつつ、都合の悪いことについては、天声で示されたことだからわからないと(中略)不合理な弁解に汲々しているのであって、全く反省の態度はうかがえない」と、著しく違法性の高い詐欺行為として懲役十二年の判す決を言い渡されている。
 その後、飽きることなく法源を慕う輩が「よろこび家族の和=天華の救済」と名を変えて宗教活動を続けている。また、法源が刑務所を出所した際、平成二十七年に「復活祭」が盛大に手実施されたという。そして、翌二十八年に「第3救済慈喜徳会」と改称し、現在に至っている。
悪しき実態は変わらず
 正しい宗教の道理から背くのはもちろん、世間からも糾弾された教団。 その名は変われど、悪しき実態はほとんど変わっていない。
「第3救済 慈喜徳会」では、法源らが有罪判決を受け獄中にいたことを、人類救済活動を行う上で法難にあったととらえている。
 故に、これだけの詐欺事件を起こしたにもかかわらず「天礼納行」という布施行が大事であると主張する。つまり、自身の大事な金銭を人類救済のために教団が使うことが、非常に尊いことなのだそだ。
 この天礼行の布施について、教団は「自身の大切なものを手放すという行為が、自らへの執着から離れる立派な行」であるという。
 それならば、まずは「第3救済 慈喜徳会」自体が金銭的な執着から離れてもらいたいものだ。
 また、信者は「天行力手帳」なるものを購入させられ、常に持ち歩くことで、天行力という大宇宙のエネルギーが自身の身体を流れると教えられる。
 さらには、法源が主張する三法行という修行の中には、『般若心経』を一歩進めた「般若天行」というものを唱えたり、書き写したりする行もある。その際の写経本はもちろん、教団で購入可能だ。こんな道理の通じない誤った宗教に、教団の信者らが少なからぬ金銭を払い続けていることは、本当に哀れである。
正しい信仰を
 「第3救済 慈喜徳会」は、未だ福永法源を師と仰ぎ、「天声」「天行力」や「三法行」等の悪法を広め続けている。
 宗教の正邪・勝劣を知るためには、少なくともその宗教が何を信仰の対象としているか、また、どのような教義であるのかを見きわめる必要がある。
 日蓮大聖人が『聖愚問答抄』に、
「汝只正理を以て前とすべし」(御書 四〇二)
と仰せのように、勝れた本尊と正しい教法を説く日蓮正宗に一人でも多くの人が帰依できるよう、日々の折伏を実践してまいろう。
(大白法令和6年5月16日号より転載)

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