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魔の光を恐れよ 崇教真光(すうきょうまひかり)

諸宗教破折2
10/19/2018

「手をかざす、運命がひらく」(崇教真光ホームページ)
そんな謳(うた)い文句で信者を獲得する新興宗教・崇教真光は、
「手をかざし、手のひらから高次元の光を放射して、一切を浄め、あらゆる問題を解決していく業(わざ)」(同)
と、まるでテレビゲームの必殺技のように、”手かざし”を紹介。さらに、
「真光の業によって、神のみ光を受けると、知らず知らずのうちに、魂と心、そして、肉体までもが浄められ、不幸の原因が解消されていきます。」(同)
などと、怪しいと思わずにいられない触れ込み。何とも胡散(うさん)臭い教団ではないか。

”手かざし”って何?
そんな”手かざし”を、人類の抱える「不幸の原因」を浄化するものとしており、原因を三つ、

①霊が人に取り憑(つ)くことによって心や肉体を蝕(むしば)み苦しめられる「霊障」
②前世に積んだ業(ごう)や先祖から受け継いだ業である「霊的曇り」
③薬剤・食品添加物・農薬などの化学合成物質によって病気が引き起こされる「毒気(どっけ)」

に括(くく)る。特に、不幸の原因のほとんどは「霊障」によるそうだ。
これら不幸の原因で汚れた人類が住む世界を、浄化するのが神様の役目で、信者が”神の子”として「真光の業・お清め」いわゆる”手かざし”をしていくことで人類を救えると言って、少しばかりの使命感もくすぐる、新興宗教の常套(じょうとう)手段も見られる。

何でもありの”手かざし”
さらに、”手かざし”は傷の回復を早め、大病を治し、経済に苦しむ人の暮らしを楽にし、何と、
「何にでもできます。”手をかざすことによって、死にかけた動物が蘇(よみがえ)ったり、動かなくなった機械が動き出したり、作物がぐんぐんと生長したり、常識では考えられないことが次々を起きます」(同)

と死にかけた生き物から機械に至るまで、何にも効くそうだ。
その万能超絶技がどれほど厳しい修行で身につくのかと思えば・・たったの三日間!
その後は月々五百円の
「霊線保持御札(主神(スしん)から神の光を受信する料金)」を支払えば、もれなく神の力を使い放題!
人類の命運が三日の研修と毎月五百円の受信料で解決とは、宇宙法界の摂理をバカにするにも程がある。
病気が治った、お金を儲(もう)けたという体験もあると強弁するが、彼らが功徳と感じている現象が仮にあったとしても、まさに魔の現した利根と通力で、教団に繋(つな)ぎ止めようという魔の企(たくら)みに過ぎない。
日蓮大聖人は『唱法華題目抄』に、
「魔にたぼらかされて通を現ずるか(中略)利根と通力とにはよるべからず」(御書 二三三㌻)
と喝破(かっぱ)あそばされている。

因果無視の邪教団
そもそも、彼らの信仰の対象である「御親元(みおやもとス)真光大御神(おおみかみ)」とやらは、教祖の光玉(こうたま)が「啓示を受けた」と語るだけの実体なき神で、「宇宙天地森羅万象を創造した実在神・主神」とか、「あらゆる宗教で説く神や菩薩の大元」とか言うが、その因果関係には全く触れていない。
教義とは、信仰の対象によって決定する。故にデタラメな神なら、デタラメな教義しかならない。
それが道理というものである。
だから、”不幸の原因”を除く”として手かざししても、相手を救うどころか、自他共に”魔の光”の害毒に犯されることにしかならないのだ。
大聖人はこのような因果を弁(わきま)えない外道に対し、

「因果を弁へざる事嬰児(ようじ)のごとし」(同 五二六㌻)

と仰せである。因果を無視して”簡単””安い””万能”と、好き勝手に教義を振りかざしているが、それは理屈が判らずに喚(わめ)く幼子(おさなご)と何ら変わらない。
どんなデタラメ教団でも、信者を悪道に堕(お)とし不幸にする邪義の力が用(はたら)く邪宗教団である。正しい教えによって善因を積む以外に
悩みの解決はないことをはっきりと伝えていこう。

崇教真光の布教リーフレット

(大白法 第九九一号 平成三十年十月十六日)

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