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集客イベント化している「節分」俗信· 迷信

諸宗教破折2
1/27/2020 豆まきで人集め
もうすぐ節分。幼少期に楽しく豆まきをしたことを、懐かしく思い出す人もいるだろう。 伝統行事の節分も、時代を経てずいぶんと様変わりしてきている。
近年は多くの神社,仏閣で、芸能人やスポーツ選手、子供に人気のキャラクターなどを招き、盛大に豆まきイベントを開催する。
このような、寺社の客集めの思惑に乗せられて、安易に参拝することは実はたいへん危険なことなのだ。

節分の起こり
そもそも節分とは季節が移り変わる節目のことで立春・立夏・立秋·立冬の前日を指し、一年に四回あった。 中でも旧暦の立春は正月節に当たり、二十四節気が一巡して新年が始まる大切な節目とされ、次第に節分といえば立春の前日を指すのが一般的となった
ようだ。節分の行事の歴史は古く、平安時代の宮中に 遡(さかのぼ)る。中国の大儺(たいな)が取り入れられ、当時は大晦日に、旧年中の厄(やく)や疫病など災難を鬼の仕業と見なし、悪鬼を追い払って祓(はら)い清める追儺(ついな)が行われていた。いつの頃からか悪鬼を追い出す役目の方相(ほうぞう)氏が鬼とされ追われる側となったり、次第に民間にも広がって、今日のように定着してきたという。
他にも、鰹(いわし)の頭を柊(ひいらぎ)の小枝に刺して戸口に挟(はさ)むという風習も全国的にあり、これには臭気による魔除(まよ)けの意味があるとされるが、言わば俗信の類(たぐ)いである。前述のように、節分は旧暦の年始めの時期であることから、「厄年(やくどし)」の人をターゲットにした寺社の売り文句も喧(かまびす)しい。

不安と願いは商機?
本来「厄年」とは、年齢的な肉体の変化や、社会的な立場の移り変わりなど、人生における節目であるから、気をつけようというほどの意味だ。
しかし、世間には「厄年」を必要以上に気にする人も少なからずいる。こうした風潮に目をつけて不安を煽(あお)り、「厄除(よ)け」「厄払い」などの広告を掲げる寺社がたくざんある。
また、九星(きゅうせい) (占いの一種)に基づいて災厄に遭いやすいとされる年齢に行う「方位除け」や、節分の日に食べると縁起がいいとする「恵万(えほう)巻き」なるものも売られている。
恵方とは、その年の千支(えと)に基づいて定められた、めでたい方角とのこと。 恵万に向かって目を閉じ、無言のまま願い事をしながら太巻き寿司を、切らずに丸ごと食べるという。
なんともばかばかしい縁起担ぎだが、すべては「新しい年に幸せを迎え入れたい」「平穏に過ごしたい」という、ごくごく自然な、時代も国も超えた民衆の心から発している。
それだけに、世間で言う「厄除け」や「方位降け」「恵方」など、因果の道理に反する俗信・迷信にとらわれ、まんまと商売に乗って謗法を犯すようなことがあってはならない。

法華経で災難を払う

日蓮大聖人は
「厄の年災難を払はん秘法には法華経には過ぎず。たのもしきかな、たのもしきかな」(御書一二二四㌻)
と御教示である。
「厄年」の節目の時こそ、法華経(末法の今時においては、三大秘法の御本尊)に御祈念して罪障を消滅し、より一層、信心修行に励ん
で、真の除災(じょさい) 招福(しょうふく)の功徳を得ていくべきなのだ。
また、大聖人が、
「世皆(みな)正に背(そむ)き人 悉(ことごと)く悪に帰(き)す。故に善神国(くに)を捨て入相(あい)去り、聖人 所(ところ)を辞して還(かえ)らず。是(ここ)を以てて魔来たり鬼(き)来たり、災(さい)起こり難(なん)起こる」(同 二三四㌻)

と仰せのように、正法に背く神社·仏閣は、悪鬼。魔神の栖(すみか)となっている。
故に、世間の流言飛語に紛動されて、商売のための客集めと化した寺社の節分イベントに参加することは、かえって災難を招く原因となることを広く知らせていこう。殊に、新入信の方にはこの理(ことわり)を丁寧に教え、謗法を犯させないようにすることが大切である。
俗信にとらわれることなく、清浄な日蓮正宗寺院に参詣して節分を迎え、誇法厳誡・折伏弘通を御本尊に固くお誓い申し上げること
が、一切の災難を払う方途である。

(大白法 第一〇二一号 令和二年一月十六日)

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