十九、内証の成仏

日顕上人猊下御指南

法華経の教えによれば, 一切衆生は必ず仏性を具えている。この仏性とは、妙法蓮華経であるいこの妙法の原理は、 一切衆生にヽまた天地法界のI切に通じている。

故に『法華初心成仏抄』に
一度妙法蓮華経と唱ふれば、一切の仏・一切の法・一切の菩薩・一切の声聞・一切の梵王・帝釈・閻魔法王・日月・衆星・天神・地神・乃至地獄・餓鬼・畜生・修羅・人天・一切衆士の心中の仏性を唯一音に喚び顕はし奉る功徳無量無辺なり」(御書1320ページ)
と説かれるように、題目を唱えれば、一切衆生の仏性が皆、呼ばれて集まるという不思議な徳が生ずる。
今また同時に、我が身の仏性が、その功徳によって法・報・応の三身として顕れる。‘これは、限・耳・鼻・や自・身・意の通常の六感の意義に覚知できなくとも、心の奥底の鏡に仏が浮かび出でられている。この当体が内証の成仏である。