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諸難に打ち克つ信心を

 光明
新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、政府は緊急事態宣言の期限を対象地域を全都道府県としたまま、五月三十一日まで延長した。
専門家会議は「新しい生活様の方へ式」で長丁場の対応が必要と提言している。この出口の見えない状況に、人々は大きなストレスと不安、恐怖を抱えて日々を過ごしている。
約五百四十年前の総本山第九世日有上人の『化儀抄』に、「世間病なんどの有る檀方御仏の御使いに行きて帰りたる時は、水をあびて本堂へ参りて其の後上 に、人の御前へ参りて後に小児などのそばへも行くなり」とある。世間病とは一般の流行病のことである。
これは医学が進歩していないその昔に、自ら病気を伝染させない心がけを教えられたものである。当時はワクチンや特効薬はもちろん、石けんや消毒液、マスクもない時代である。本宗においては、このように仏法を護り、命を守る行動をとってきたのである。

『中務左衛門尉殿御返事』に
「今の日本国去・今年の疫病は(中略)諸宗の人々のいのりも叶はず。かへりて増長するか。設ひ今年はとぶまるとも、年々に止みがたからむか。いかにも最後に大事出来して後ぞ定まる事も侯はんずらむ。
(中略)此の疫病は阿闇世王の瘡の如し。彼は仏に非ずんば治し難し。此は法華経に非ずんば除き難し」(御書1240頁)

と、疫病の流行は他宗の祈りでは収束させることはできない。
末法下種の法華経すなわち南無妙法蓮華経の仏法でなければ除くことはできないと御教示である。
 謗法の害毒はウイルスと同様、目には見えない難敵であるが、人々の苦悩の原因、三災七難の原因が護法にあることを知る我々は、それに屈することなく、今こそ妙法の功徳をもって、世の人々を救っていかなければならない。
諸難に打ち克つ信心を確立し、御命題達成に向け、いよいよ精進していこう。(祥)

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