光明
令和三年二月十六日は、末法の御本仏・宗祖日蓮大聖人様が御聖誕あそばされて八百年という、まことに記念すべき日です。
今日をめざして、御法主日如上人猊下より賜った御命題「法華講員八十万人体勢構築」のために十二年間、全国・全世界の僧俗が一心に精進してまいりました。
この間には、各支部におかれても、数多の困難を克服してこられたと存じます。また、途中で逝去された方々もいらっしゃいます。
御命題達成を胸に進んできたからこそ、三障四魔を乗り越えたその先に、変化の人・変毒為薬の体験をすることもできました。 待望の御聖誕八百年の御報感謝と、互いの健闘を喜び合いたいと思います。
そして、御聖誕八百年の当にその年に、大聖人様が私たちに望まれていることは何なのか一人ひとりが考え、心に決めに決め、実行に移さなければなりません。もしも、具体的に何をすればよいか浮かばないのならば、「慧又堪へざれ
ば信を以て慧に代ふ」(御書1112ページ)と仰せられる通り、まずは唱題することです。
それでも、魔が立ち塞がって進めない、あるいは励もうという気持ちになれないとしたら、御本仏が末法の世に御出現あそばされた故に私たちは、「地涌の菩薩の眷属」という立場が初めて許されることに、今一度思いをいたしましょう。「コロナだから仕方がない」と立ち止まっていて、大聖人様はお喜びになられるはずがありません。 日頃の振る舞いこそが布教・折伏です。 行住坐臥、常に御本尊様の御照覧に適う生活を心がけることが大切です。
今日を機に、日蓮大聖人様の正法正義を信じ行ずる私たちは、金口嫡々の血脈を承継あそばされる御法主上人猊下のもと、僧俗異体同心して、未来広布へ新たな決意で邁進してまいりましょう。(映)