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60檀那

教学ノート
大白法 令和2年4月16日付
60檀那
 檀那とは、インドの梵語で「布施」を意味する言葉「ダーナ」に漢字を当てたものです。
 檀越、檀家ともいい、寺院に所属して仏法外護に当たる在家の人々のことです。
 また、菩薩には六種の修行(六波羅密)がありますが、そのうちの布施行を、檀那波羅蜜といいます。
 日蓮大聖人様は、『法華初心成仏抄』に、
「吉き檀那とは、貴人にもよらず賎人をもにくまず、上にもよらず下をもいやしまず、一切人をば用ひずして、一切経の中に法華経を持たん人をば、一切の人の中に吉き人なりと仏は説き給へり」(御書1314㌻)
と説かれています。
 よき檀那とは、相手の身分の上下によって心や言葉や態度を変えたりすることなく、誰に対しても慈悲の心をもって同じように接し、誰が言ったからなどと人によらず、大聖人様の教えに基づいて法を持ち弘めていく人である、と仰せです。
 また、
「よき師とよき檀那とよき法と、此の三つ寄り合ひて祈りを成就し、国土の大難をも払ふべき者なり」(同)
とも仰せです。これは、
 よき法(本門戒壇の大御本尊)
 よき師匠(日蓮大聖人、及び血脈付法の御法主上人猊下)
 よき檀那
の3つが揃うことによって、初めて祈りが叶い、幸せになり、国土の大難を払って、世の中が平和になると仰せられているのです。
 私たちは、日々の生活の中で人間関係がうまくいかずに悩むことがあります。法華講の講中にも、性分の違う多くの人が、大聖人様の仏法のもとに集ってきます。
 そのような講中のみんなが、大聖人様が仰せの「よき檀那」になるためには、自分の考えや我を通すのではなく、常に慈悲の心を持ち、相手の幸せを第一に願って人と接していくことが大切です。
 大聖人様が『生死一大事血脈抄』に、
「総じて日蓮が弟子檀那等自他彼此の心なく、水魚の思ひを成して異体同心にして南無妙法蓮華経と唱へ奉る処を、生死一大事の血脈とは云ふなり。然も今日蓮が弘通する処の所詮是なり。若し然らば広宣流布の大願も叶ふべき者か」(同 514㌻)
と説かれるように、大聖人様の弟子檀那として、御法主上人猊下の御指南、また御住職・御主管の御指導のもと、心を一つに異体同心して信心修行に励み、広宣流布に向かって精進していくことが大切なのです。

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