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41諸天善神

教学ノート
 
大白法 平成30年4月16日付
41ページ 諸天善神

諸天善神とは、法華経の行者(修行をする人)を守護するすべての善い神のことを言います。
 諸大善神には、大梵天王、帝釈天王、大日天王、大月天王、大明星天王、天照大神、鬼子母神、十羅利女、八幡大菩薩などがいます。
法華経における守護の誓い
 法華経『安楽行品第十四』に、
「妙法蓮華経を守護するために常に法華経を弘める人に付き添い、守ります(趣意)」(法華経 396㌻)
と説かれているように、諸大善神は、法華経を弘める人を守護する誓いを立てています。また、前御法主日顕上人猊下は、「勤行において必ず諸天を礼拝して法味供養を捧げ(中略)その功徳によって諸天が力を得て行者を必ず守護するという実相がある(中略)この行は大聖人様から日興上人への御相伝こ存する」(大日蓮 484号)
と仰せです。昔から「東方は諸法のはじめ」と言われますが、一日の初めに、諸天善神に対し法味を捧げることで、私たちを守ってくださるのです。だから私たちは、朝の勤行の初座で東天に向かい、諸大善神に対して法華経を読むのです。そして、御本尊の功徳(法味)を善神に供えて、法華守護の力が倍増して多くの御加護を戴くように祈るのです。
 ここで注意しなければならないのは、神だからといって、これらの神々を祀っている神社には、けっして参詣してはいけないということです。
 日蓮大聖人様は『立正安国論』に、
「今の世の中はすべて正法の正義に背き、人々は皆邪法の悪道に帰依している。そのために、この国を守護してくださる善神はこの国を捨てて天上に帰り、人々を指導する聖人は世を去って再び世に出現しないのである。このために悪魔や鬼神は便りを得てこの世に蔓延るのである。だから災難が起き国土が乱れるのは当然である(趣意)」(御書 234㌻)
と仰せです。第二祖日興上人様も、
 何で善神聖人の誓願に背いてまで、新たに悪鬼乱入の神社・仏閣に参詣することがあろう」(同1880㌻)
と、神社への参詣を戒められています。また大聖人様は、「八幡大菩薩は『正直の人の頂(頭)を栖とし、諂曲(へつらい曲がった)の人の心にはやどらない』と誓われています(趣意)」(同1542㌢)
とも仰せです。
 私たちが邪義邪宗の謗法を捨てて、大聖人様の仏法を固く信じ、勤行・唱題・折伏に励むならば、それが「正直の人」なのです。

★ポイント
御法主日如上人猊下御指南
「帝釈天を拝んでも、帝釈天は守りませんし、鬼子母神を拝んでも、鬼子母神は守りません。御本尊様を拝む人を守るのが、諸天善神の役目なのです。すべての根源が、妙法にあるわけです。その妙法を信仰する人を守護するところに、諸天善神の用きがある」(大白法888号)


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