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大謗法の学会に未来なし

創価学会
 本年四月二十一日、突如として創価学会は、創立百周年年の記念事業として「関西池田記念大講堂」を建設すると大々的に発表した。
 その日はといえば、変異ウイルスの猛威により、大阪府では新規感染者数が過去最多を更新(当時)し、医療が崩壊寸前にまで逼迫していた渦中である。
コロナ禍の買收劇
 同日付の聖教新聞によると、建設予定地は大阪市内で、大阪城を間近に望む交通至便の地という。 そこに東の広宣流布大誓堂(東京・信濃町) と並び建つ、西の大殿堂を建設するという。
 各種報道によれば、建設予定地予定地はホテル運営などのサービス業を手がける某企業所有の「太閤園」と呼ばれる老舗宴会場で、敷地面積は約二万五千平方メートル。 経営難に陥った企業から買収したその額は「数百億円」に及ぶとされる。
 コロナ禍で人々が不安と恐怖におびえ、厳しい生活を強いられている最中の巨額の買収劇。これが良識あることかどうかはさておき、長年、必死に貢ぎ続けた財務が、湯水の如く使われることを、一般会員はどう思うだろう。会員の中に憤懣やるかたない人たちが大勢いるであろうことは、想像に難くない。
 どれだけ学会が、金にものを言わせて一時の権勢を誇り、
「仏閣 甍を連ね経蔵軒を並べ」(御書 二三八六)
ようとも、三宝破壊の団体に、日蓮大聖人の御法魂は絶対に存在しない。
大講堂安置の本尊は如何?
 さて、創価学会では新設の大講堂に、「大法興隆所願成就」との脇書がある御本尊を安置すると報じている。
 そもそもこの御本尊は、戸田第二代会長が願主となり、総本山第六十四世日昇上人が御書写あそばされ、同上人の大導師により入仏式が執行せられた、関西本部安置の御本尊である。当日の法要で日昇上人は、
「戒壇の大御本尊の御内証を、帯し奉って不肖日昇六十四世の法主として、御本尊様に信仰をそめておしたため申しあげている御本尊でございまする」(聖教新聞 昭和三十年十二月十八付)
と、御慈悲あふれる御言葉を述べられている。これを踏みにじっているのが今の学会だ。
 論ずるまでもなく、本宗の御本尊はすべて、宗祖以来の血脈を相伝あそばされる御法主上人猊下が、根本の御法体たる本門戒壇の大御本尊の御内証を書写されるところである。
 しかるに、大御本尊への信仰を捨て去った今日の学会の姿は、「本を捨て>末を尋ね、体を離れて影を求め、源を忘れて流れを貴び」(御書 一一二三)
と破折されるように、大聖人の仏法に違背する悪逆の所業である。
 大石寺を謗法呼ばわりするのであれば、潔く御本尊を返納するのが筋であろう。 それを、未だに日蓮正の御本尊にしがみつき、会員洗脳のための具とするなど、言語道断である。
苦し紛れの虚勢
また、同入仏式で挨拶に立った戸田会長は、「御法主上人様は唯授御一人、六十四代の間を私共にもったいなくも御師匠として大聖人様そのままの御内 証を伝えられて居られるのです。ですから法主上人猊下様を通して大御本尊様を拝しますれば必ず功徳が出てくる」(聖教新聞 昭和三十年十二月十八日付)
と、本宗信徒としての正論を述べていた。
 創価学会よ、この戸田氏の発言にも、「法主本仏論」と悪態をつくのか?
 あくまでも血脈への尊崇を貫いた戸田氏の信心を、少しは見習ったらどうだ。
 学会は今、組織衰退・活動家減少に歯止めがきかないと伝え聞く。婦人部と女子部を統合して「女性部」とするのも、その対策であろう。
 一時的にではあっても「学会健在」を装い、組織衰退の現実から目をそらせ、関西の会員を繋ぎ止めようとの企みだとしたら、なんと浅はかなことか。
衰退の原因は、ひとえに血脈付法の御法主上人猊下を誹謗する罪障によるもの。多くの会員が罰の現証で苦海に沈倫しているからだ。 大謗法の学会に未来はない。

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