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「差別」の真意(しんい)を曲げる創価学会

創価学会
11/3/2019

「平等即差別」「差別即平等」が仏法の見方
歪(ゆが)めた見方で宗門を批判(ひはん)する創価学会

教学試験テキストでは
④僧俗差別と題して 宗門には「仏法の平等主義と真っ向から対立する差別主義の思想がある」とし、
これは「日蓮大聖人の僧俗平等観を真っ向から否定するもの」であるという。
そして、「当然ながら日蓮大聖人、日興上人が、”僧侶だから師匠、在家だから弟子”などという固定化した関係を示されていることはない」などといい、『四条金吾殿女房御返事』『椎地四郎殿御返事』を引用して文証としている。
創価学会は、この「平等」とか「自由」という言葉を前面に押し出したがる団体だが、学会の卑怯(ひきょう)なところは、一部分だけを強調して会員に全体を捉えさせず、真実を隠蔽(いんぺい)している点である。
また学会の使う「差別」とは、他と比較して不当に低く取り扱う、という意味の差別であり、宗門がその差別主義であると、レッテル張りをしているところに間違いがある。
しかしながら、宗門にはそのような差別はけっして存在しない。 そもそも仏法で説く「差別」とは「平等即差別」「差別即平等」で、平等と相即の関係にある差別である。これは、不当に低く取り扱うという意味ではなく、物事の分別のことである。つまり、全てについて平等と差別が具(そな)わっているのであり、どちらか一方だけが真理なのではない。たとえば、各家庭において、皆が平等に家族の一員であるが、その中には、親子、夫婦、兄弟の区別があり、会社においても、皆が同じ社員だが、その中では、役職等の立場の違いが存する。これを、平等のみを強調すれば、礼節が乱れ、その組織を乱すことになるのである。
現代の一凶の創価学会がこの辺を誤っているからこそ、世間に、家庭不和、人間関係の悪化、社会からの孤立等の現証が蔓延(まんえん)するのである。
テキストで引用する『四条金吾殿女房御返事』『椎地四郎殿御書』の御文の意味は、 信仰の上において、御本尊受持の人は仏であり、また、正法を弘める人は如来の使いであるということで、これは御本尊に対し奉るときには一切は平等であるという御教示であり、差別が間違いであると教えられているものではない。実際に、他の御書を拝すると、その役割において厳然と僧俗の差別を御教示示されているのである。 すなわち、

「然るに在家の御身は、但余念なく南無妙法蓮華経と御唱へありて、僧をも供養し給ふが肝心にて候なり。」(『松野殿御返事』御書一〇五一 頁)

「法華経をしれる僧を不思議の志にて一度も供養しなば、悪道に行くべからず。何に況んや、十度·二十度、乃至五年·十年·一期生 (ごしょう)の間供養せる功徳をば、仏の智慧にても知りがたし。此の経の行者を一度供養する功徳は、釈迦仏を直ちに八十億劫が間、無量の宝を尽くして供養せる功徳に百千万億勝(すぐ)れたりと仏は説かせ給ひて候。(中略)かやうに此の山まで度々の御供養は、法華経並びに釈迦尊の御恩を報じ給ふに成るべく候。弥(いよいよ)はげませ給ふべし。懈 (おこた)ることなかれ」(『新池御書』御書一四五六頁)

「何としても此の経の心をしれる僧に近づき、弥(いよいよ)法の道理を聴聞して信心の歩みを運ぶべし」(『新池御書』御書一四五七頁)

等々。また、日興上人は『遺誠置文』で、「若輩 (じゃくはい)たりと離も高位の檀那より末座に居(お)くべからざる事」(御書一八八五真)

と、僧侶と信徒との役目の違いから、僧俗の立て分けを厳格にされている。 さらに日有上人の『化抄』に

「貴賤道俗の差別なく信心の人は妙法運華経なる故に何れも同等なり、然れども竹に上下の節(ふし)の有るがごとく、其の位をば乱せず僧俗の礼儀有るべきか」(聖典九七三頁)

と、御本尊の前では僧俗が皆平等であるが、その平等の中にも僧俗のけじめが大切である、と御指南されている。
以上のように、本宗における僧俗の立て分けは、創価学会のいう権威主義などではない。
学会員よ、日蓮正宗における真実の師弟相対の信仰に対して、お門(かど) 違いの差別観から誹謗(ひぼう)する行為こそ、愚の骨頂であり、謗法堕獄の因であることを肝(きも)に銘(めい)ずるべきである。

(慧妙 令和元年九月一日)

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