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創価学会が立てる「三宝義(さんぽうぎ)」の虚構

創価学会
9/19/2019

「三宝義」を狭義(きょうぎ)に歪めようとする詐術(さじゅつ)日寛(にちかん)上人御指南の全体を無視して引用

教学試テキストには、「③三宝義の歪曲」とある、自ら歪曲しておきながら、その罪を擦(なす)りつけるとは・・・。
まず、三宝とは、「仏宝・法宝・僧宝」といい、衆生を導く宝のことだ。宗門では古来より、「仏宝=御本仏日蓮大聖人、法宝=本門戒壇の大御本尊、僧宝=日興上人已下御歴代上人」のことを指す。
また、大聖人が
「凡そ謗法とは謗仏謗僧なり。三宝一体なる故なり」(御書六〇八頁)とお示しのように、この三宝は一体という義が存する。しかるに学会は、どうにかして僧宝である御法主上人を貶(おとし)めたいために、僧宝を日興上人ただお一人に限らせることを
考えついた。そして、このテキストでも、学会が主張する三宝は「『仏宝』=日蓮大聖人、『法宝』=南無妙法蓮華経の御本尊、『僧宝』=日興上人」であるとあるとしている。
さらに、続けて「日顕宗では、『末法下種の僧宝=歴代法主』とすり替え、とりわけ日顕(上人)への信伏随順を強要している。それどころか、日顕宗は「三宝一体義」を乱用し、”法主日顕(上人)が、仏宝・法宝・僧宝と一体”であるかのようにさえ述べている」と述べ、宗門古来から変わらぬ三宝を、あたかも今の宗門が歪曲したような言い方をしているのだ。
では、宗門古来から変わらぬ「僧宝」義について、御歴代上人方の御指南を拝してみよう。

まず、二十六世日寛上人は、『当流行事抄』で

「久遠元初の僧宝とは、即ち開山上人なり」(六巻抄 一九七頁)

と仰せである(テキストの僧宝は、これを依分としいている)。しかし、この後に続く『当家三依抄』では、

「南無僧とは、若し当流の意は(中略)南無本門弘通の大導師、末法万年の総貫首(そうかんず)、開山・付法・南無日興上人師。南無一閻浮提の座主、伝法・日目上人師。嫡々付法歴代の諸師」(同 二二五頁)

とされている。
このように両文の御指南があるのに、学会は前文だけを挙げ、後者の義には触れるのを避けている。己が正しいと思うなら堂々と両文を挙げて説明すれば良いのだが、あえて掘り下げを好まない。
この姿こそ不真実の証明である。
では、この両文の御正意を拝してみよう。
日寛上人は『三宝抄』において、

「所謂僧宝とは日興上人を首と為す。是則ち秘法伝授の御弟子なる故なり」(歴全四巻三八五頁)
「然れば則ち吾が日興上人嫡々写瓶の御弟子なる事分明なり。故に末法下種の僧宝と仰ぐなり、爾来日目日道代々咸(ことごと)く是れ僧宝なり」
(同 三九〇頁)
と、明らかに、御歴代上人も僧宝であると御指南されている。
三一世日因上人も

「日興上人已下代々も亦爾なり、内証に順ずる則(とき)んば仏宝なり、外用に順ずれば即ち僧宝なり」(妙喜寺文書)

と血脈の当処に大聖人の仏宝が存する故に、御歴代上人も僧宝である、と御教示されている。
これらの御指南を拝した時、『当流行事抄』『当家三依抄』の御文の「どちらが正しいか」ではなく、この「両義が正しい」というのが、宗門古来の僧宝義である。
むしろ、日興上人お一人に限ろうとする方が不自然ではないか。
よって、宗門古来の僧宝の拝し方は、日興上人を随一として、已下の御歴代上人も含まれるのである。されば当然、六十七世日顕上人も僧宝に含まれる、と拝するのが正意であって、学会の難癖は、小学生でもわかる戯言(ざげん)である。
次に、学会の「法宝=南無妙法蓮華経の御本尊」についてだが、前に「謗僧」を犯したことで、三宝一体の義により「謗仏・謗法」も犯したことになる。その現証は次第に顕れ、学会は、法宝である「弘安二年御図顕の本門戒壇の大御本尊」を受持の対象から外してしまった。
日寛上人は『当家三依抄』において法宝を

「南無本門戒壇の大本尊」(六巻抄二二五頁)

と示されている。しかし大御本尊を受持の対象から外してしまった学会は、「法宝」義を述べるに当たり、「南無妙法蓮華経の御本尊」と、うまく誤魔化して表記しているのだ。
テキスト表題の「三宝義の歪曲」、宗門と学会の、どちらが三宝義を変えたのか、常識ある人には当然おわかりであろう。
そもそも大聖人は、末法の三宝の実体について、御書の面(おもて)にはっきりと示されていない。それを、有り難くも血脈相承の上から、御歴代上人がお示しくださったのである。
それなのに、近年派生した団体が、血脈相承を否定し、どれだけ三宝義を語ろうとしても、有名無実でしかないのだ。
僧宝を謗(そし)り、法宝を謗るまでになった学会。
すでに学会内からは仏宝である御本仏日蓮大聖人を貶める文言も漏れ出している。まさに三宝破壊の大謗法団体である。

(慧妙 令和元年八月一日号)

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