大御本尊への信仰を捨てた創価学会をただす―矛盾のスパイラルにおちいった創価学会
創価学会が御本尊を認定できる根拠について、原田会長は、
「創価学会は、大聖人の御遺命の世界広宣流布を推進する仏意仏勅の教団であるとの自覚に立ち、その責任において広宣流布のための御本尊を認定します」(本書139頁参照)
と述べています。
まず、創価学会は世界広宣流布を推進する教団、ということですが、そもそも広宣流布とは、総本山大石寺にまします本門戒壇の大御本尊を根本とする日蓮大聖人の教えを世に弘めて衆生を救うことです。
そのためには、日蓮大聖人の教えに随順し、正しい信心に立たなければなりません。
広宣流布の根源について、日寛上人は、
「富士山は是れ広宣流布の根源なるが故に。根源とは何ぞ、謂わく、本門戒壇の本尊是れなり(中略)既に是れ広布の根源の所住なり、蓋ぞ本山と仰がざらんや」(文底秘沈抄・六巻抄六八頁)
と、明確に指南されています。
また、第六十六世日達上人は、創価学会の教義逸脱が顕著になっていった昭和四十九年に、
「日蓮正宗の教義が、一閻浮提に敷行していってこそ、広宣流布であるべきであります。日蓮正宗の教義でないものが一閻浮提に広がっても、それは広宣流布とは言えないのであります。みなさまの今の時にもし日蓮正宗の教義でもなく、大聖人の教義でないものが、世界に広がったからといって、決して我々は喜ぶべきでもないし、大聖人がお喜びになるとは思いません」(達全ニー六-二九五頁)
と指南されています。
これらの御指南を拝しても、日蓮正宗の教義から外れた創価学会が「広宣流布を推進する教団」でないことは明らかです。
また創価学会は「仏意仏勅の教団」ということですが、創価学会は御本仏の教えに背き、その御魂魂を放棄したのです。創価学会は「仏意仏勅」どころか、むしろ仏敵・大謗法の集団というべきでしょう。
したがって、そのような創価学会が御本尊を勝手に認定するなどは、荒唐無稽としか言いようがありません。ちなみに「荒唐無稽」とは、よりどころがなく、デタラメなさまを言います
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