仏性が仏性としての働きを示すには

日如上人猊下御指南

世人の多くは、自己の生命内に至極の仏性を内在していても、仏性のあることすら知らず、目先のことに限われて、徒に勤苦、憂悩しているのが現状であります。
つまり、苦悩と不幸を招いている原因は、一つには、己自身に成仏の可能性を秘めた仏性が内在していることを知らずにいることであります。
但し、仏性はその存在を覚知しただけでは、仏性としての働きを示さず、正しい教法、すなわち末法の御木仏大聖人の仏法に縁してこそ、仏性が仏性としての働きを示し、その人の境涯は大きく変わってくるのであります。

〔平成十九年一月号4ページ〕