『御義口伝』には、
「功徳とは六根清浄の果報なり。所詮今日蓮等の類南無妙法蓮華経と唱なへ奉る者は六根清浄なり。されば妙法蓮華経の法の師と成りて大きなる徳有るなり功徳も幸と云ふ事なり・又は悪を滅するを功と云ひ、善を生ずるを徳と云ふなり」(御書一七七五ページ)
と、このように仰せであります。
一人でも多くの人が、この御金言の如く六根清浄の果報を得ていくことが、平和で幸せな世の中を構築していくことになるのであります。言うまでもなく、六根清浄の果報は、末法の一切衆生救済の御木仏である宗祖大聖人様の法華本門寿量文底の下種仏法によって初めてかなえられるのであります。
〔平成十八年十一月号45ページ〕