折伏には説得力が必要であります。説得力が乏しいと相手はなかなか信じません。
したがって説得力を身につけなければなりませんが、しかし説得力といっても言葉がいくら巧みであっても、それだけでは相手は入信しません。
大聖人様は『法蓮抄』に、
凡夫は此の経は信じがたし。又修行しても何の詮かあるぺき。是を以
て之を思ふに、現在に眼前の証拠あらんずる人、此の経を説かん時は信ずる人もありやせん。(御書814ページ)
と仰せであります。すなわち、折伏に当たって最も説得力があるのは、信心の功徳を現証として示すことであります。