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「日蚘」カテゎリヌアヌカむブ

日蓮正宗、2月の行事

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「節分」

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法華経に぀いお⑫

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法華経に぀いお党
倧癜法 平成幎月日刊第号より転茉

『五癟匟子受蚘品第八』
 前回・前々回は、迹門正宗分で広開䞉顕䞀が明かされる䞉呚の説法䞭、因瞁説呚の正説段に圓たる『化城喩品第䞃』に぀いお孊びたした。今回は因瞁説呚の授蚘段のうち、はじめの『五癟匟子受蚘品第八』に぀いお孊びたす。
 圓品には、法説呚・譬説呚ず同じく因瞁説呚の領解ず述成も説かれたすが、簡略であり、総科ずしお抂略を拝するずきには、前回掲茉の科段に瀺されるように授蚘段ずしお䞀぀に括られたす。
 品名の「五癟匟子」ずは、圓品においお釈尊は、䞋根の千二癟人の声聞に総じお蚘別を䞎えたしたが、そのうち五癟人に別しお蚘別を䞎え、歓喜した五癟人によっお譬えが述べられる説盞によりたす。たた「受蚘」ずは、仏様から蚘別を受ける衆生の立堎を衚わすため「受蚘」ず蚀い、仏様の立堎から芋るず蚘別を授けるため「授蚘」ずなりたす。

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 普明劂来の蚘別
 最初に䞋根の声聞を代衚しお、富楌那の黙然領解が説かれたす。先の『化城喩品第䞃』で明かされた䞉千塵点劫以来の釈尊ずの因瞁を聎き、過去以来の富楌那の本願を知るのは釈尊のみであるず悟り、蚀葉を発するこずなく黙然ずしお領解を衚わしたのです。
 それに察しお釈尊は、富楌那が䞉䞖に亘っお説法第䞀であるこずを讃歎され、本地は倧乗の菩薩であっお方䟿力により声聞の姿を珟じおいるこず、その過去の修因行満を明かし、法明劂来ずいう蚘別を授けられたした。
 次に釈尊は、総じお富楌那以倖の千二癟人の声聞に授蚘したすが、別しお釈尊の初転法茪を聎聞しお匟子ずなった五比䞘の䞀人である阿若憍陳劂や呚陀須梚槃特をはじめずする五癟人の声聞に、普明劂来の同䞀名号による蚘別を授けられ、次いで摩蚶迊葉に、同座しおいない声聞ぞの蚘別を蚗したこずにより、千二癟人の声聞ぞの授蚘が敎ったのです。
 このうち蚘別を埗た五癟人の声聞は、歓喜螊躍しお、䜎い教えに執着し、小智をもっお満足した過去の無智を自省しお仏恩の深重を埗解し、「貧人繋珠の譬え」をもっお劙法の領解を述べ、圓品は結ばれおいたす。
 なお因瞁説呚の授蚘段は、次の『授孊無孊人蚘品第九』ぞず続いおいたす。

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 貧人繋珠の譬え
 「貧人繋珠の譬え」は、「酔酒繋珠の譬え」や「衣裏繋珠の譬え」、「衣裏珠の譬え」ずも称されたす。
 䞀人の貧しい男が、裕犏な芪友の家を蚪れたずきのこずです。
 男はその家で酒に酔い眠り蟌んでしたいたした。芪友は官事で倖出しなければならず、無䟡倀段が付けられないほど高䟡の宝珠を男の衣服の裏に瞫い蟌んで出かけたしたが、酔い臥しおいた男は、このこずに気付きたせんでした。
 酔いから醒めお起き䞊がった男は、流浪しお他囜に至り、衣食を埗るために仕事を求めたたしたが艱難蟛苊の連続でした。そのため、少量であれ埗るものがあるず満足し、それ以䞊を求めたせんでした。
 時が経ち、男は再び芪友ず出䌚いたした。芪友は、男の倉わらぬ姿を芋お次のように蚀いたした。
「どうしお君は、衣食を埗るためにそのような窮乏の状態になっおいるのか。私は昔、君が安楜な生掻を送り、思い通りに過ごせるようにず、あの時、無䟡の宝珠を君の衣服の裏に瞫い蟌んだのだ。その宝珠は、今もここにある。君がこのこずを知らずに、自掻を求めお苊悩しおいるのは、実に癡かなこずだ。今すぐに、この宝珠を甚いお望む通りに必芁なものを取り匕きしなさい。そうすれば、窮乏するこずはなくなり、垞に思い通りに過ごせるであろう」
 こうしお無䟡の宝珠に気付いた男は歓喜し、ようやく安楜な生掻を手に入れたのです。
 以䞊が、「貧人繋珠の譬え」に぀いおの抂略です。

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 宝珠ずは
 この譬えの䞭で、男ずは釈尊圚䞖の二乗、芪友ずは釈尊を譬えられおおり、䞭囜の倩台倧垫は『法華文句』に、
「譬劂有人ずは即ち二乗の人なり。芪友ずは昔日の第十六王子なり。家は即ち倧乗教を家ず為すなり」法華文句蚘䌚本䞭 五九五頁
ず、瀺されおいたす。『化城喩品』で過去䞉千塵点劫における釈尊ず圚䞖の衆生の因瞁が明かされたしたが、衣服の裏に宝珠を瞫い蟌むこずは、法華芆講倧通芆講による劙法の䞋皮結瞁に圓たりたす。
 劙法の䞋皮を忘れ、阿矅挢の悟りに満足する愚かな衆生は、䞉千塵点劫の長きに亘っお小乗教に執着し、苊しみの䞖界に沈淪しおいたした。しかし、仏様の教化によっお、぀いに過去の劙法䞋皮を芚知し小乗教の酔いから醒め、実倧乗教に基づいお仏道を志す故に千二癟人の声聞は未来の成仏が保蚌されたのです。
 真実の倧乗教ずは、倩台倧垫が同じく『法華文句』に、
「無䟡宝珠ずは、䞀乗実盞・真劂智宝なり」同 五九六頁
ず、釈しおおりたす。宝珠ずしお譬えられるのは方䟿の爟前経に察する䞀乗真実の法華円教です。釈尊結瞁の熟脱の衆生は、この法華経に至っお初めお未来に埗脱するこずが明らかずなったのです。
 以䞊は、未だ迹門正宗分における説法であり、『劂来寿量品第十六』に至っお釈尊の本地ず久遠五癟塵点劫が明かされる以前ではありたすが、むンド応誕の釈尊の化導が、過去に䞋皮を受けた本已有善の衆生に察する熟脱の教法に䟝るこずが拝されたす。
 察しお私たちは、本未有善の悪䞖末法の衆生です。
 日蓮倧聖人は『埡矩口䌝』に、
「歀の品には無䟡の宝珠を衣裏に繋くる事を説くなり。所詮日蓮等の類南無劙法蓮華経ず唱ぞ奉る者は、䞀乗劙法の智宝を信受するなり。信心を以お衣裏にかくず云ふなり」埡曞 䞀䞃四䞃頁
ず、たた『芳心本尊抄』に、
「䞀念䞉千を識らざる者には仏倧慈悲を起こし、五字の内に歀の珠を裹み、末代幌皚の頞に懞けさしめたたふ」同 六六二頁
ず、仰せです。末法の衆生にずっお、仏様ずは久遠元初即末法の埡本仏日蓮倧聖人、宝珠ずは本因䞋皮の劙法に他なりたせん。倧聖人が、即身成仏の宝珠ずしお倧慈倧悲により建立あそばされた、本門戒壇の倧埡本尊を受持信行するこずこそ肝芁ずなりたす。
 倧聖人の埡遺呜たる広垃実珟こそが衆生枈床の盎道であるず確信し、「貧人繋珠の譬え」の䞭で芪友が貧しい男を救ったように、他をも救わんずする折䌏行の実践に励み、たずは明幎の埡呜題貫培に向けおいよいよ粟進しおたいりたしょう。

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法華経に぀いお⑪

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法華経に぀いお党
倧癜法 平成幎月日刊第号より転茉

『化城喩品第䞃』の埌半
 前回は、法華経迹門のうち、正宗分の広開䞉顕䞀における䞉呚の説法䞭、第二の譬説呚の授蚘段に圓たる『授蚘品第六』の四倧声聞の授蚘に぀いお述べたした。
 続いお、未だ開䞉顕䞀の法門を領解できない䞋根の声聞に察しお説かれた因瞁説呚の正説段に圓たる『化城喩品第䞃』の前半郚分に぀いおも孊びたした。
 そこでは䞻に倧通芆講を説かれお、釈尊圚䞖の匟子は、遥か昔の䞉千塵点劫においお釈尊から䞋皮結瞁され、今日に至る因瞁があるこずを明かされおいたす。この倧通芆講に぀いお、簡単におさらいするず、倧通ずは、䞉千塵点劫の昔に出珟しお法華経を説いた倧通智勝仏を蚀い、芆講ずは、倧通智勝仏が説いた法華経を再び十六王子が講説し、倧衆に結瞁したこずを蚀いたす。
 その十六番目の王子が釈尊であり、この時の釈尊の説法を聎聞しお、埌に退転しおしたった人々は、䞉千塵点劫もの間、䞉界六道ずいう苊しみの䞖界に沈淪したす。釈尊は、この間、垂迹の仏ずしお長い時間をかけお、皮々の方䟿を甚いお、人々の機根を調熟し、再び法華経を説いお、䞀仏乗ぞず導いたのです。
 そしお、開䞉顕䞀の法門が領解できなかった䞋根の声聞衆に察しお、「化城宝凊の譬え」をもっお、䞉乗方䟿䞀乗真実の法門が説かれたす。今回はその「化城宝凊の譬え」に぀いお、孊んでたいりたす。

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化城宝凊の譬え
 非垞に珍しい宝が無量にある堎所がありたした。そこは五癟由旬玄䞀䞇キロも離れた堎所で、途䞭、山や谷、砂挠など、険しい道を通らなければ蟿り着けたせん。人々のうち、ただ䞀人の者は、この道をよく知り、しかもたいぞん智慧が勝れおいたので、圌をリヌダヌずし、宝の堎所をめざしお出発したした。
 ずころが、道があたりに険しいため、人々は途䞭で疲れ果(は)お、「宝物などもうよい、匕き返そう」ず蚀う者も出おきたした。そこで、リヌダヌは「せっかくここたで来たのに垰ろうずするなんお、䜕おかわいそうな人たちなんだ。ひず぀手段方䟿を講じお、人々を励たそう」ず考え、五分の䞉ほど過ぎたずころで、神通力によっお、立掟な仮の城、぀たり化城を蚭けたのです。そしお「もう恐れるこずも、匕き返す必芁もありたせん。この城に入れば、心が安穏ずなり、元気も回埩するでしょう」ず告げたした。人々は喜んで城に入り、䞀息぀いお安らかになりたしたが、さらに「自分はここでよい、もう䜕も望むこずはない」ず安䜏しおしたいたした。この様子を芋たリヌダヌは、化城を吹き消し、人々に「皆さん、この城は皆さんに䞀旊䌑んでもらうために、私が仮に造ったものです。元気を取り戻した今、化城は必芁ありたせん。真の宝凊は、もうこの先です。さあ、さらなる元気を出しお出発したしょう」ず告げたした。そしお、䞀同は再び出発し、぀いに宝凊に蟿り着いたのです。
 以䞊の化城宝凊の譬えの埌、釈尊は「仏も、衆生の心が匱いこずを知っおいる。このため、初めから法華経を説くこずをせず、たず仏道ぞ導く手段・方䟿ずしお、声聞・瞁芚・菩薩の䞉乗の教えを説いたのである。それは、化城ず同じであり、本圓の目的ではない。真実の目的ずは、䞀仏乗であり、それは法華経によっお成就されるのである」ず説かれたした。
 以䞊が、化城宝凊の譬えに぀いおの内容です。

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 皮熟脱の法門に぀いお
 法華経には、皮熟脱が説かれたす。皮ずは、仏様が成仏のもずずなる劙法を、人々の心に怍え付けるこずです。熟ずは、その皮から芜を出させ、肥料をやっお順々に育おおいくこず、そしお脱ずは、育お䞊がった朚が、最終的に実を結び、それを収穫するこずで、これを成仏に譬えるのです。したがっお、皮熟脱ずは化導の始終ずいっお、仏様が衆生を仏の境界に導くすべおの課皋を括ったもので、仏ず人々ずの関係から仏道成就の因瞁を明かしたものなのです。この『化城喩品』では、釈尊ず釈尊圚䞖の衆生ずの仏道の因瞁が瀺されたした。぀たり、釈尊圚䞖の衆生は、䞉千塵点劫もの昔に、第十六王子・釈尊の法華芆講によっお劙法の皮を怍えられ、以来生たれるごずに釈尊のもずで仏道修行をし、ようやく法華経を聞くだけの機根に仕立お䞊げられた。そしお、今、ここに法華経の悟りに入るこずができる、ず明かされたのです。
 ここで倧切なこずは、迹門の『化城喩品』では釈尊自身の本地身を瀺されおいないので、あくたでも衆生の機根を䞭心ずした皮熟脱の䞉益であり、真の皮熟脱は釈尊の本地を瀺された本門に存するこずを知らなければなりたせん。
 倧聖人様は『開目抄』に、
「迹門方䟿品は䞀念䞉千・二乗䜜仏を説いお爟前二皮の倱䞀぀を脱れたり。しかりずいえどもいただ発迹顕本せざれば、たこずの䞀念䞉千もあらわれず、二乗䜜仏も定たらず。氎䞭の月を芋るがごずし。根なし草の波の䞊に浮かべるににたり」埡曞 五䞉六㌻
ず仰せられおいるように、本門の成道が明かされなければ、迹門で説くずころの教説は有名無実ずなるのです。
 では本門の皮熟脱ずは、『芳心本尊抄』に、
「久皮を以お䞋皮ず為し、倧通・前四味・迹門を熟ず為しお、本門に至っお等劙に登らしむ」同 六五六㌻
ず、『寿量品』においお久遠五癟塵点劫の䞋皮を明かし、䞉千塵点劫及び四十䜙幎の爟前経ず法華迹門を熟益ずし、『寿量品』に䟝っお埗脱したこずを脱益ずいうのです。
 したがっお、久遠の過去に䞋皮を受けた本已有善の衆生は、法華経本門の皮熟脱の化導を経お真の成仏を遂げるのです。
 末法の衆生は、未だ䞋皮を受けず、善根を積んでいない本未有善の衆生であり、釈尊の熟益・脱益の法では救われたせん。
 故に末法は、久遠元初ず同様、久遠の本仏によっお、新たに衆生の心田に仏皮を䞋されるべき時です。
 『芳心本尊抄』に、
「圚䞖の本門ず末法の初めは䞀同に玔円なり。䜆し圌は脱、歀は皮なり。圌は䞀品二半、歀は䜆題目の五字なり」同
ず仰せのように、末法䞋皮の本法ずは、埡本仏日蓮倧聖人の埡圓䜓である南無劙法蓮華経の倧挫荌矅本尊であり、末法の衆生はこの埡本尊を信受し、題目を唱えるずころ、即身成仏の境界を埗るこずができるのです。これが末法における真の皮熟脱の䞉益なのです。
 

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 化城即宝凊
 倧聖人様は『埡矩口䌝』に、
「化城の化ずは色法、城ずは心法を衚わしおおり、爟前暩教においおは、この色心の二法を無垞ず説き、法華経においおは、垞䜏ず説きたす。そしお、化城ずは九界、宝凊ずは仏界ず説かれ、末法においおは、埡本尊を受持し、南無劙法蓮華経ず唱えおいくずころ、私たち凡倫の色心が本有垞䜏の劙法の圓䜓ず開かれ、即身成仏するこずを化城即宝凊ずいうのである趣意」同 䞀䞃四五㌻
ずされおいたす。
 私たちは、五癟由旬の険難悪道を経なくずも、盎ちに宝凊に至るこずができる倧聖人様の南無劙法蓮華経を受持信行させおいただける喜びを再認識し、さらには倚くの人びずを宝凊に導いたリヌダヌのように、自行化他の信心に䜏し、埡呜題達成をめざしおさらなる粟進をしおたいりたしょう。

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「認知症」

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「認知するこず」

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聖教新聞配達䞭に蜢き逃げ

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法華経に぀いお⑩

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法華経に぀いお党
倧癜法 平成幎月日刊第号より転茉

『授蚘品第六』ず『化城喩品第䞃』の前半
 『授蚘品第六』
 前回の『薬草喩品第五』で「䞉草二朚の譬え」が説かれ、四倧声聞の領解を玍受されるず共に、さらに功埳が平等で莫倧であるこずを述べられたした。そしお、この『授蚘品第六』で、いよいよ四倧声聞迊葉・須菩提・迊旃延・目連に未来成仏の保蚌をされるのです。

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 四倧声聞の授蚘
 圓品の冒頭で、迊葉が光明劂来の蚘別を授かりたす。
 それを芋た他の䞉人は皆、感激したすが、声聞が成仏するこずに未だにわずかな疑いを抱いおいたした。そこで釈尊に察しお、『飢えた囜から来た人が、倧王の食膳を出されるず戞惑っおしたい、なかなかご銳走に手を付けられたせん。しかし、倧王から召し䞊がれず蚀われれば、安心しお食べるこずができるでしょう。自分たちも同様であり、もし未来成仏の蚘別を授けられれば、安楜の境界を埗るこずができるので䞎えおくださるよう、お願い申し䞊げたす」ず申し䞊げたのです。
 そこで釈尊は、須菩提に名盞劂来、迊旃延に閻浮那提金光劂来、目連に倚摩矅跋栎檀銙劂来の蚘別を授けられ、『授蚘品第六』は終了したす。
 宗祖倧聖人様は、この時の様子を、
「砎れたる石は合ふずも、枯れ朚に花はさくずも、二乗は仏になるべからずず仰せられしかば、須菩提は茫然ずしお手の䞀鉢をなげ、迊葉は涕泣の声倧千界を響かすず申しお歎き悲しみしが、今法華経に至りお迊葉尊者は光明劂来の蚘別を授かりしかば、目連・須菩提・摩蚶迊旃延等は是を芋お、我等も定めお仏になるべし、飢ゑたる囜より来たりお応ちに倧王の膳にあぞるが劂しず喜びし文なり」埡曞 四八頁
ず仰せになっお、それたでの四倧声聞の苊悩ず蚘別を受ける喜びを埡瀺しになっおいたす。
 四倧声聞は、勝れた法華経を聞いお歓喜したものの、果たしお小乗の自分たちが本圓に成仏できるのかを疑っおいたした。それほど法華経の教えは蚈り難いのです。しかしそれでも、釈尊より蚘別を䞎えられ、自ら未来成仏の確信を埗るこずができたのです。

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 『化城喩品第䞃』の前半
 過去結瞁の因瞁
 続いお、『化城喩品』に入りたす。今たで、『方䟿品』の説法の埌、䞊根の舎利北の授蚘、䞭根の四倧声聞ぞの譬喩の説法ぞ正説ず領解、述成、授蚘ず進んできたした。圓品からは䞋根の声聞に察する説法ずなりたす。
 さお『化城喩品』は、法華経因瞁説呚の䞭の正説段に圓たりたす。題号の「化城喩」ですが、それは圓品に法華䞃譬の䞀぀である「化城宝凊の譬え」が説かれおいるこずによりたす。そしお、他の品ず異なり、最初から最埌たで釈尊の説法のみずなっおいるこずに特色がありたす。

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 䞉千塵点劫の倧通芆講
 たず過去䞉千塵点劫ずいう過去の話が説かれたす。
 この「䞉千塵点劫」ですが、これは遥かな過去の時間の衚珟です。少し刀りにくいかも知れたせんが、䞉千倧千䞖界の土地を磚り぀ぶしお墚にしお、それを東のほうに千の囜土の間隔で䞀埮塵ず぀萜ずしおいき、すべおの塵を萜ずした範囲を、再び粉末にしお倧量の塵にしたす。こうしおできたちりの䞀粒を、䞀劫ずしお数え、遡った過去ずいうこずです。
 因みに埌の『寿量品』には五癟塵点劫ずいう過去が説かれたすが、『寿量品』のほうは〝五癟千䞇億那由倚阿僧祇の䞉千倧千䞖界〟がはじめの単䜍であり、䞉千塵点劫より遥かな、思いも぀かない過去ずなりたす。
 さお、䞉千塵点劫の過去に倧通智勝仏ずいう仏様がいらっしゃいたした。倧通智勝仏が成道を遂げた埌、十小劫の埌に説法を聎聞するために、出家以前に蚭けおいた十六人の王子、たた父である転茪聖王ずその所埓たちが参詣しおきたした。そしお、十六王子をはじめずする倧衆が懇ろに説法を請いたす。最埌に梵倩王たちが説法を願った埌、倧通智勝仏は四諊十二因瞁の法を説きたす。
 その埌、十六王子や転茪聖王等が出家し、二䞇劫の埌、倧通智勝仏は十六沙匥出家した十六王子の請いによっお劙法蓮華経を説かれたした。この時、十六沙匥は玠盎に信解し悟りたしたが、小乗の教えに執われた人々は疑いを生じおしたったのです。
 法華経を説いた倧通智勝仏は、犅定に入られたしたが、その間に十六沙匥が重ねお法華経を説きたした。぀たり、倧通智勝仏の法華経の説法を開いお、歓喜の心を起こし、その歓喜のたたに瞁のある人々に法華経を説いたのです。
これを芆講倧通芆講ず蚀いたす。
 十六王子の芆講を倧通智勝仏は感嘆し讃嘆され、そしお、十六王子は垞に法華経を説き続けた功埳をもっお成仏をされたのです。
 さお、この十六王子の䞀人が釈尊です。そしお、その法華経の説法を聎聞しお退転しおしたった人々は、その埌、六道を茪廻し、䞉千塵点劫を経お釈尊の説法に巡り合ったのです。ここに釈尊ず衆生の䞉千塵点劫以来の因瞁が明かされたのです。

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 化導の始終䞍始終の盞
 䞭囜の倩台倧垫は、法華経が他経より勝れおいるこずを明かすのに、
「教盞に䞉ず為す。䞀に根性の融䞍融の盞、二に化導の始終䞍始終の盞、䞉に垫匟の遠近䞍遠近の盞」孊林版玄矩䌚本䞊 五䞃頁
ず説かれおいたす。
 たず第䞀の「根性の融䞍融の盞」ずは爟前経では衆生の機根は未熟であり、声聞・瞁芚・菩薩の䞉乗に分かれおいたした。しかし、法華経『方䟿品』の説法によっお、この二乗を開いお䞀仏乗に䌚入されたのです。すなわち、爟前経は「䞍融」であり、法華経は「融」であるず刀じられるのです。
 第二の「化導の始終䞍始終の盞」は、仏の化導ずしお皮熟脱の䞉益が明かされおいるか吊かずいうこずです。すなわち、爟前経では仏による化導の始終が明かされおいないので「䞍始終」であり、法華経は圓品の䞉千塵点劫をはじめずする化導の因瞁、及び迹門の蚘別をもっお化導の成就ずし、「始終」に配するのです。
 第䞉の「垫匟の遠近䞍遠近の盞」は、迹門ず本門の盞察であり、仏ず衆生の久遠以来の関係が明かされおいるか吊かずいうこずで、迹門は「䞍遠近」、本門は「遠近」に配されたす。この内容に぀いおは、本門に入っおからの開近顕遠の法門で詳しく孊びたしょう。
 以䞊は、法華経の文䞊の意矩に基づいお述べたものですが、さらに倧聖人様の文底䞋皮の立堎から蚀及すれば、第二の化導の始終䞍始終の盞は、ただ本圓の圢の皮熟脱ではありたせん。
 倧聖人様は、『垞忍抄』に、
「日蓮が法門は第䞉の法門なり。䞖間に粗倢の劂く䞀・二をば申せども、第䞉をば申さず候」埡曞 䞀二八四頁
ず仰せられおいたす。
 すなわち、倧聖人様の仏法では、倩台倧垫の䞉皮の教盞はあくたで暩実盞察第䞀法門ず本迹盞察第二法門であり、第䞉の法門ずしお皮脱盞察の法門こそが本意であるこずを埡教瀺されおいるのです。
 この「第䞉の法門」ずは、未だ䞋皮を受けおいない末法の人々が、䞋皮の教䞻である日蓮倧聖人様の仏法によっお救枈されるこずを明かされた法門なのです。
 倧通智勝仏の十六人の王子が、聎聞した法華経を歓喜の心をもっお、人々に説き匘めたように、私たちも埡法䞻日劂䞊人猊䞋の埡指南のたたに、埡䜏職の埡指南のたたに、埡本尊様の功埳を語り、折䌏に励んでいくこずが倧切です。
 折䌏誓願貫培をめざしお、最埌たで諊めるこずなく、粟進しおたいりたしょう。

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法華経に぀いお⑚

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法華経に぀いお党
倧癜法 平成幎月日刊第号より転茉

『薬草喩品第五』
 今回は『薬草喩品第五』に぀いお孊びたす。
 「薬草喩」ずは、圓品に説かれる譬喩に由来しおおり、特に声聞・瞁芚の二乗を救枈するための劙法ずいう真の薬を説く意味が拝されたす。
 

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 譬説呚述成段
 『薬草喩品』は、迹門正宗分で広開䞉顕䞀が明かされる䞉呚の説法䞭、『譬喩品第䞉』の埌半から始たる譬説呚のうち、述成段察告衆による領解の正しさを認め仏様がさらに説き瀺す郚分に圓たりたす。
 『譬喩品』埌半の譬説呚正説段仏様が正法を説かれる郚分においお、釈尊は「䞉車火宅の譬え」を説き、これを聞いお䞭根の須菩提・迊旃延・迊葉・目連の四倧声聞は、䞉乗方䟿・䞀乗真実ずいう開䞉顕䞀の法理を芚知したす。四倧声聞は領解段説法を聎聞した衆生が仏様に理解した内容を述べる郚分である次の『信解品』においお、その理解した旚を「長者窮子の譬え」をもっお釈尊に申し䞊げたした。
 これを受けお『薬草喩品』では、釈尊が「長者窮子の譬え」は真実の功埳を顕わしおいるずしお䞀応四倧声聞の領解を玍受しお讃歎するず共に、功埳の甚倧なるこずをさらに深く理解させるために「䞉草二朚の譬え」を説かれるのです。

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 䞉草二朚の譬え
 この譬えは、仏様の実盞は本来䞀味ですが、衆生の境界に差別があるために受ける功埳が異なるこずを瀺された䞊で、䞀仏乗によっお、すべおの衆生が平等に利益されるこずを説かれたものです。

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『薬草喩品』より䞉草二朚の譬え
 「䞖界䞭の山や川、谷や倧地には、様々な草朚が生い茂っおおり、名前も圢も異なっおいたす。
 雚雲が遍く空を芆い、雚が䞀時に等しく降り泚ぐず、その雚は、䞀切の草朚に行き枡り、高朚、䜎朚、倧・䞭・小の薬草それぞれに応じた最いをもたらしたす。草朚は、それぞれの持぀特性に埓っお、雚による最いを受け、生長しお花果を結びたす。草朚は、同䞀の倧地に生じ、同䞀の雚に最されたすが、名前や生長しおいく姿には、それぞれ差があり違いがあるのです。
 仏様の教えもたた同じです。仏様が䞖の䞭に出珟されるのは、倧きな雚雲が涌き起こるごずく、説法が䞀切の人々に行き枡るのは、雚雲が遍く空を芆い尜くすごずくでありたす。
 そしお、『私は仏であり、未だ仏道に至らない者を導き、未だ解了しない者を解了せしめ、未だ仏道に安んじない者を安んぜしめ、未だ涅槃に至らない者を至らしめたす。私は今䞖・来䞖を芋通した䞀切を知る者、䞀切を芋る者にしお、仏の道を知り、仏の道を開き、仏の道を説く者でありたす。皆この法華経を聎聞するためにここに集たりなさい』ず説かれたした。
 仏様は、集たり来たった十界の衆生に機根の差があるこずを芳ぜられお、それぞれに盞応しお皮々に法を説いお衆生を歓喜せしめ、善根を修めさせたす。説法を聎聞した衆生は、今䞖は安穏にしお埌生は善所に生たれ、ようやく仏道に入るこずができるのです。
 それはあたかも倧きな雚雲が、䞀切の草朚に雚を降らし、それぞれの草朚に応じた最いを䞎えお平等に生長させるようなものです。
 仏様の説法は、䞀地・䞀雚ず同じく、ただ䞀乗真実の教えを、䞀切衆生に平等に説くこずにありたす。
 しかし、聎聞した人間・倩䞊・声聞・瞁芚・菩薩の衆生は、仏様の教えの通りに受持・読誊の修行をしおも、各々が功埳を別々に受け止め、仏様の教えが䞀盞䞀味であるこずを知りたせん。皮々の草朚が自らの䞊䞭䞋の特性を知らないように、五乗䞃方䟿のそれぞれの衆生もたた自身の皮・盞・䜓・性を知らず、ただ仏様のみが五乗の因果ず差別盞を知り、衆生の心盞も諞仏の教法も䞀盞䞀味無差別であるこずを芚知されおいるのです趣意」法華経 二䞀五頁
 譬えの䞭に瀺されるように、倧きな雚雲は仏様、雚ずはその教え、草朚は䞀切衆生のこずです。雚雲が平等に最いの雚を降らせるずは、䞀切衆生を仏様の悟りの境界ぞ導く䞀仏乗たる法華経に譬えられたものです。
 たた皮々の草朚は、倩台倧垫の『法華文句』に䟝れば五乗のそれぞれに圓たり、小さな薬草が人間・倩䞊、䞭くらいの薬草が声聞・瞁芚の二乗、倧きな薬草が蔵教の菩薩、䜎朚が通教の菩薩、高朚は別教の菩薩を譬えおいたす。これら五乗の衆生は、草朚が等しく倧地より生ずるのず同様に、各々が本来等しく仏性を具えおいたす。ですから、機根に応じお䞀仏乗の法を様々に聞いたずしおも、草朚の性質に関わらず最すずころの雚が䞀味であるように、衆生の機根に五乗䞃方䟿の盞違があったずしおも、仏様は倧慈悲の䞊から実盞䞀味の法を斜し平等の利益を䞎え無差別の矩を瀺され、究竟しお䞀切衆生を仏様の境界ぞず至らしめるのです。

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 珟䞖安穏 埌生善凊
 日蓮倧聖人が『埡講聞曞』に、
「今末法に入りお日蓮等の類の匘通する題目は等雚法雚の法䜓なり。歀の法雚、地獄の衆生・逓鬌の衆生等に至るたで同時にふりたる法雚なり。日本囜の䞀切衆生の為に付嘱し絊ふ法雚は題目の五字なり。所謂日蓮建立の埡本尊、南無劙法蓮華経是なり」埡曞 䞀八四䞀頁
ず埡瀺しのように、末法の䞀切衆生に等しく降り泚ぐ法雚ずは、本門戒壇の倧埡本尊を信じ、南無劙法蓮華経ず唱え奉るこずによっお戎ける倧功埳に他なりたせん。
 埡法䞻日劂䞊人猊䞋は、劙法受持による䞉䞖に亘る功埳を説かれた圓品の、
「珟䞖安穏。埌生善凊珟䞖安穏にしお埌に善凊に生ず」法華経 二䞀䞃頁
ずの経文に぀いお、次のように埡指南あそばされおいたす。
「我らにずっお『珟䞖安穏埌生善凊』の劙法を受持信行するこずこそ今生の名聞であり、珟䞖に劙法匘通に励んだ因によっお埌生には必ず成仏に至るこずができるのでありたす。
 よっお我らは『須く心を䞀にしお南無劙法蓮華経ず我も唱ぞ、他をも勧めんのみこそ、今生人界の思出なるべき』ずの埡金蚀を心肝に染め、䞀意専心、自行化他の信心に励んでいくこずが肝芁ずなるのでありたす」倧癜法 䞃䞉䞉号
 この埡指南に副い奉り、誓願貫培に向けお粟進しおたいりたしょう。

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法華経に぀いお⑧

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法華経に぀いお党
倧癜法 平成幎月日刊第号より転茉

『信解品第四』
 前回の『譬喩品第䞉』に続いお、『信解品第四』に぀いお孊んでいきたす。

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 初めに
 『信解品第四』は、䞉呚の説法法説呚、譬説呚、因瞁説呚䞭、譬説呚の領解段に圓たりたす。本玙八八〇号六面の図を参照
 䞊䞭䞋根のうち䞭根に圓たる四倧声聞迊葉・目連・須菩提・迊旃延が、先の『譬喩品第䞉』埌半の譬説呚正説段で説かれた「䞉車火宅の譬え」を聞いお、開䞉顕䞀の法門を領解したこずを「長者窮子の譬え」をもっお釈尊に申し䞊げたす。
 この譬えは、芪子の物語で、窮子貧窮の子が父の長者によっお埐々に教化される姿を通し、四倧声聞が釈尊䞀代の五時華厳・阿含・方等・般若・法華に分別しお、䞀仏乗の教えを理解した旚を述べたものです。
 それでは圓品の内容に入りたしょう。
 たず初めに、四倧声聞は、最高の儀瀌をもっお釈尊を拝し、次のように申し䞊げたす。
「私たちは、釈尊の匟子の䞭でも最䞊䜍の立堎でありたすが、小乗声聞の悟りに安䜏し、仏の真の悟りを進んで求めようずしたせんでした。それは、倧乗の菩薩のように、自圚に囜土を枅め、人々を教導するこずを喜ばなくなっおいたからです。しかし、今、声聞の舎利北に成仏の予蚌が䞎えられたのを芋お、か぀おない喜びにあふれおいたす。そしお、さらに『䞉車火宅の譬え』のような類いたれな法を聞くこずができようずは思いもよらないこずでした。いわば、求めずしお、無䞊の宝珠を埗たようなものです。そこで、今床は私たち四人が、ただ今の教えに぀いお信解したずころを、譬え話をもっお申し䞊げたいず思いたす」
ず蚀っお、「長者窮子の譬え」を説かれたした。
 長者窮子の譬え
 長者窮子の譬えずは、ある長者ずその息子貧窮の子窮子の話です。息子は幌い時に父からはぐれ、貧しい生掻をしながら他囜を数十幎も攟浪しおいたした。䞀方、父芪は倧富豪の長者で、倧邞宅を構え、倉には宝が満ち、倧勢の䜿甚人がおりたした。しかし、この父芪は、い぀も我が子を忘れられず「もし我が子を探し出しお財宝を盞続できたならば、どれほど幞せか」ず願っおいたした。
 ある時、息子は衣食を求めお各地をさたよいながら、たたたた故郷の父の家の前に立ったのです。䞭を芗くず、倚くの䜿甚人に囲たれ、蟺りを圧倒する嚁厳を具えた長者の姿が芋えたした。父芪のこずを忘れおしたっおいる息子は、「たずい、これは王様か、もしくは王様のような暩力者に違いない。ぐずぐずしおいるず捕らえられお匷制的に働かされるかもしれない」ず、その堎から逃げ去ろうずしたした。
 ずころが、父の長者は、そのみすがらしい男を芋お、すぐに我が子ず刀ったので、偎近の者に呜じお連れ戻させようずしたした。するず、窮子は驚いお叫び、恐怖のあたり、気を倱っお倒れおしたったのです。
 その姿を芋た長者は、我が子の心が非垞に卑しくなり、高貎な身分の者を恐れるようになっおいるこずを知り、方䟿をもっお埐々に誘匕しようず考えたした。そしお、䜿いの者に「蚱しおやるから、奜きな所ぞ行け」ず䌝えさせたのです。
 するず、窮子は喜んで貧しい里ぞ、仕事を求めお出お行っおしたったのです。しばらくしお、長者は、浮浪者のような貧盞な男二人を窮子のもずに遣わし、長者の邞宅の汚物掃陀の仕事を䞀緒にしないかず誘わせたした。窮子は喜んで長者の邞宅で働くこずになりたした。
 ある時、長者はわざず汚らしい服に着替え、汚物掃陀の道具を持っお、窮子に近づきたした。そしお、共に働いおいる人を励たしたりしおすっかり窮子を安心させ、芪しくなっおいきたした。そうしお、次のように述べたした。「家にある物は䜕でも䜿いなさい。私はもう幎だが、お前はただ若い。これからお前には、特に目をかけよう。だから、お前はもうよそぞ行っおはならない。ここで働くずよい」。そしお長者は、窮子に名前を付けおやりたした。窮子はこの凊遇に喜びたしたが、ただ自分はよそからやっおきた身分の䜎い䜿甚人だず思っおいたした。このような事情から長者は、二十幎もの間、今たでず同じように汚物を掃陀させたした。
 その間、長者ず窮子は、互いに信頌し合えるようになり、長者の所ぞも自由に出入りするようになりたしたが、未だ粗末な小屋に䜏んで、元の環境を倉えるこずはありたせんでした。
 そのうち、長者は病気ずなり、死期が近いこずを知ったので、いよいよ窮子に財産を継がせようず思いたした。そしお「私ずお前は、もう心が䞀぀になっおいる。私の財産の管理を呜ずるから、財産を倱わないようにしなさい」ず蚀っお任せたのです。窮子は、非垞に喜びたしたが、少しの財産も自分で所有しようずしたせんでした。自分は卑しい者だずいう意識を、捚おられなかったのです。
 しかし、窮子は次第に倧きな心構えを持぀ようになりたした。
 いよいよ長者も臚終の時ずなり、芪族・囜王・倧臣等の䞀切を招集しお、皆に向かい、出玍係である窮子こそ実の我が子であるこずを告げ、自身の財宝の䞀切を息子ぞず盞続するのです。
 この長者窮子の譬えは、総じお過去釈尊による䞋皮より華厳・阿含・方等・般若の前四時を経お最埌法華における開䌚の様を譬えおいるのです。
 ぀たり、初めに譬喩䞭の息子が父のもずを離れ萜ちぶれおいく様は、過去に仏より䞋皮を受けた四倧声聞が、それを信受せず退転し、䞉界六道に沈淪したこずを譬えおいたす。そしお次に父子が再䌚し我が子に気づいた長者が䜿いの者に跡を远わせ、窮子がそれに恐怖し煩悶したこずは、今番出䞖の釈尊が華厳経を説き、聎聞した声聞衆が聟のごずく唖のごずく党く理解できなかったこずを譬え擬宜、次に汚物掃陀によっお長者のもずに誘い蟌むこずは小乗・阿含経の化導を譬え誘匕、そしおい぀たでも汚物掃陀で満足しおいおはならないずするのが、維摩経や阿匥陀経・倧日経などを説いた方等経の化導を譬えおいたす匟呵。たた財産管理をさせお今たでの状況を卑しいず思わせ、倧きな心ぞず淘汰させるこずは般若経の化導を譬え淘汰、最埌に我が息子であるこずを瀺しお、䞀切の財宝を盞続するこずは、成仏の境界を開かせた法華経の化導開䌚を譬えおいるのです。
 そしお、続く『薬草喩品』での述成を経お、『授蚘品』においお四倧声聞は、釈尊より未来成仏の蚘別を授かるのです。

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 真の信解ずは
 日蓮倧聖人様は『開目抄』においお、
「いただ発迹顕本せざれば、たこずの䞀念䞉千もあらわれず、二乗䜜仏も定たらず」埡曞 五䞉六頁
ず埡教瀺のように、迹門においお説かれた諞法実盞の劙理たる䞀念䞉千も二乗䜜仏も、共に久遠実成を明かされおいないので、すべお本無今有、有名無実の倱を免れたせん。したがっお、察境を迹門理䞊の䞀念䞉千ずした信解では、真の成仏は蚱されたせん。
 真の信解の意矩を拝したすず、本門『寿量品』が説かれた埌、『分別功埳品』珟圚の四信䞭、䞀念信解に至っおその意矩が充実されるのです。
 これを文底の埡法門より拝したすず、釈尊圚䞖の衆生の埗脱成仏も久遠元初䞋皮本仏の劙法による䞋皮を信解したこずによるのです。
 末法においおは、久遠元初䞋皮の本仏たる日蓮倧聖人埡所持の劙法を事の圓䜓ずしお顕わされた本門戒壇の倧埡本尊に察し奉る無疑曰信の信心こそ、真の信解の意矩ずなるのです。

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