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春之祝御書

御書3

春之祝御書 文永十二年一月  五四歳

 春のいわいわすでに事ふり候ひぬ。さては故なんでうどのはひさしき事には候はざりしかども、よろづ事にふれて、なつかしき心ありしかば、をろかならずをもひしに、よわひ盛んなりしにはかなかりし事、わかれかなしかりしかば、わざとかまくらよりうちくだかり、御はかをば見候ひぬ。それよりのちはするがのびんにはとをもひしに、このたびくだしには人にしのびてこれヘきたりしかば、にしやまの入道殿にもしられ候はざりし上は力をよばずとをりて候ひしが、心にかゝりて候。その心をとげんがために此の御房は正月の内につかわして、御はかにて自我偈一巻よませんとをもひてまいらせ候。御とのゝ御かたみもなしなんどなげきて候へば、とのをとゞめをかれける事よろこび入って候。故殿は木のもと、くさむらのかげ、かよう人もなし、仏法をも聴聞せんず、いかにつれづれなるらん、をもひやり候へばなんだもとゞまらず。とのゝ法華経の行者うちぐして御はかにむかわせ給はんには、いかにうれしかるらん、いかにうれしかるらん。

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  • 初活動 2025年1月15日
    活動充実の年。早速の活動ですが、電話したところ家族がインフルエンザとのこと。シキミが入手できたので持って行こう […]
    kirimoto3

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  • Re: 順逆ともに来れ 2025年1月13日
    ありがとうございました。 どうしてこの文柄削除されたのでしょう 大石寺で宗学が変更されたのでしょうか?

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和歌山県田辺市の在住、日蓮正宗法華講員です。
宝相寺支部所属。宝相寺は日蓮正宗総本山大石寺の末寺です。人生の悩みなど正しい仏法で乗り越えていきましょう。
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