ホーム » 御書 » 御書4 » 四条金吾殿御返事

四条金吾殿御返事

御書4

四条金吾殿御返事  建治二年六月廿七日 五五歳

 一切衆生、南無妙法蓮華経と唱ふるより外の遊楽なきなり。経に云はく「衆生所遊楽」云云。此の文あに自受法楽にあらずや。衆生のうちに貴殿もれ給ふべきや。所とは一閻浮提なり。日本国は閻浮提の内なり。遊楽とは我等が色心依正ともに一念三千自受用身の仏にあらずや。法華経を持ち奉るより外に遊楽はなし。現世安穏・後生善処とは是なり。たゞ世間の留難来たるとも、とりあへ給ふべからず。賢人聖人も此の事はのがれず。たゞ女房と酒うちのみて、南無妙法蓮華経ととなへ給へ。苦をば苦とさとり、楽をば楽とひらき、苦楽ともに思ひ合はせて、南無妙法蓮華経とうちとなへゐさせ給へ。これあに自受法楽にあらずや。いよいよ強盛の信力をいたし給へ。恐々謹言。
  建治二年丙子六月二十七日     日  蓮 花押
四条金吾殿御返事

RSS 宝日記

  • 創価学会内紛か? 2024年10月22日
    週刊文春10月24日号に創価学会の元副教学部長の須田晴夫氏が今の「創価学会教学要綱」に異を唱えているようだ。最 […]
    kirimoto3

RSS 掲示板

  • 残暑見舞い 2024年9月8日
    残暑お見舞い申し上げます。 立秋は過ぎましたが暑い日が続きます。 お体をご自愛ください。

管理人

和歌山県田辺市の在住、日蓮正宗法華講員です。
宝相寺支部所属。宝相寺は日蓮正宗総本山大石寺の末寺です。人生の悩みなど正しい仏法で乗り越えていきましょう。
お問い合わせは、ホームページのメールフォームから
電話でも受け付けております。
携帯090-3656-1453