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御朱印(しゅいん)集めは何のため? 仏教・神道系

諸宗教破折2
5/17/2017

御朱印ブーム!
流行(はや)り廃(すた)りが目まぐるしい昨今、新たな趣味を持つ若い女性が次々と増えている。
少し前には、女性の間で登山やハイキングを趣味とする人が増え、「山ガール」と呼ばれた、その他にも戦国時代の武将などに関心を持ち時代小説や史跡巡(めぐ)りを好む女性が増え、「歴女(れきじょ)」と呼ばれた。
そして今日、脚光を浴びているのが「御朱印ガール」である。
これは神社・仏閣などでもらえる御朱印集めを趣味とする女性のことである。
その人気ぶりは、インターネットのSNSで御朱印や御朱印帳についての情報交換がなされたり、数年前になるが、NHKの番組である「あさイチ」でも特集が組まれたほどで、女優の中にも集めている人がいるのだとか。

そもそも御朱印とは?
では、なぜそれほどまでに御朱印を集めて歩くのだろうか、その理由は概(おおむ)ね次のようだ。

一つには、御朱印はそれぞれ寺社によって千差万別であることから、後で見返すと旅の思い出になる。
二つには、神頼みというほど深刻ではないけれども、御朱印を集めていると何となく心が落ち着く。
三つには、その場で墨筆を用いて手で書いてもらえることから、ふだん、筆を使って文字を書く機会が少なくなった若い世代には特に新鮮に映り、アートのようにも思える。

これら御朱印をもらって歩くのは何も若い女性ばかりではなく、老若男女を問わず、最近ではその噂を聞きつけた外国人観光客までもが寺社を訪れるという。
この状況に対して御朱印を書く側の寺社では、「関山としていた境内に参拝客が増えて嬉しい」という声がある反面、「スタンプラリーのように軽く考えてもらっては困る」と難色を示す所もあるとか。
それもそのはず「御朱印」とは、書写した経文を納めた際に「納経」の証明として授与されたものが起源とされ、西国巡礼などの信仰と共に広まったとされる。
それがいつの頃からか簡略化され、納経しなくても参拝の証(あかし)として利益をもらえるかの如くになって、今日に及んでいる。
観光地などにある記念スタンプとは違い、寺社に参拝した際、証としてもらえる朱印であり、自社の名称、本尊や神体の名称、日付などが墨書され、護符の宝印が朱墨で押される形が多く、布施や初穂料を納めて押印してもらうのである。

御朱印集めは謗法との血縁、堕地獄の因
このように、巷(ちまた)では様々な理由から御朱印集めが流行っているが、参拝者が納経したことに対する証である御朱印自体は単なる紙切れで、何の利益もないことは明らかであり、あくまでも集める者の自己満足でしかない。
そればかりか、趣味の延長で集めることで、謗法の寺社に縁することになり、悪業を積んでしまうことも心得るべきである。
また「納経」すなわち「書写」の修行についても、宗祖日蓮大聖人は『御義口伝」の中で、

「此の妙法等の五字を末法白法隠没(びゃくほうおんもつ)の時、上行菩薩御出世有って五種の修行の中には四種を略して但受持の一行にして成仏すべしと経文に親り之在り」
(御書 一七九五㌻)

と御教示のように、法華経には受持・読・誦・解説(げせつ)・書写という五つの修行が説かれているけれども、末法の今日においては、受持の一行にすべてが含まれるので、取り立てて「書写」をする必要はないことを教えられている。
さらに大聖人は『観心本尊抄』に、

「釈尊の因行果徳の二法は妙法蓮華経の五字に具足す。我等此の五字を受持すれば自然(じねん)に彼の因果の功徳を譲り与へたまふ」
(同 六五三㌻)

と御教示のように、釈尊が仏になった因の修行の功徳も、仏になってからの果の功徳も、すべてお題目の五字の中に納まっているのである。
したがって、末法の私たちは、妙法五字の御本尊を受持することによって自然に仏様の因果の功徳が譲与され、真実の幸せをつかむことができるのである。

(大白法 第九五七号 平成二十九年五月十六日)

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和歌山県田辺市の在住、日蓮正宗法華講員です。
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