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奇妙奇天烈(きてれつ)な問答 ”公案”(こうあん)禅宗(臨済宗)

諸宗教破折2
1/17/2018

”公案”とは禅問答とも呼ばれる禅宗(臨済宗)の基本的な修行法である。
師匠が弟子に対して正解のない問題を出し、弟子は坐禅をしながら既成概念や常識に執(とら)われずに答えを考えるというものだ。
坐禅の後、師匠は弟子の考えを聞き、悟ったかどうかを判断するのだという。
臨済宗ではこの公案を、修行者にとって最も尊厳なものとして重視する。

珍問答で悟り判定!?
公案の代表作に「野鴨鼻頭(やおうびとう)」(碧厳録第五十三則)というものがある。
ある日、馬祖(ばそ)(禅師)が弟子の百丈(ひゃくじょう)と歩いていると、足音に驚いて野原から野鴨(のがも)の一群が飛び去っていった。
それを見た馬祖が百丈に尋ねた。
「あれは何だ」
「どこへ飛んでいったのか」
「判りません。ただ飛んでいっただけです」
と正直に事実のみを答えた。
それを聞いた馬祖は、いきなり百丈の鼻を強くつまみ上げた。

「痛い!痛い!」
「何だ、飛び去ったと言うが、野鴨はここにいるではないか」
百丈は悟りを開いた(趣意)

意味不明である。このような問答の中に仏の悟りがあると嘯(うそぶ)く。
正解のない問題に個人の感性で合否を判断するのであれば、演芸の”大喜利(だいぎり)”と同じだ。
演芸であれば笑いを取ることで価値は決まるだろう。しかし坐禅によって頭の中からひねり出した答えに仏の悟りがあるなどと人々を唆(そそのか)す
禅宗の所業は、けっして見過ごすわけにはいかない。
何らかの裏付けや道理もない師匠の自分勝手な答えが、仏の悟りと同じだという証拠はどこにあるのか。
凡夫のただの我見の中に、仏の悟りなど断じてないのである。

謂己均仏(いこきんぶつ)の増上慢
禅宗は「不立文字(ふりゅうもんじ)」を主張して、仏の教説の言葉や文字を軽視する。
また「見性(けんしょう)成仏」を掲げ「我々の心がそのまま仏であり、自分の心を観ずれば仏になれる」と言う。
禅僧が”仏の悟り”と錯覚しているものは、所詮(しょせん)、末法濁悪(じょくあく)の”凡夫の心”に過ぎない。
しかも「謂己均仏(己は仏に均(ひと)しと謂(おも)う」の大増上慢である。
凡夫の心はもともと分厚い煩悩に覆(おお)われている。そこから起こす身口意(しんくい)の行為は悪業であるから、必ず生老病死など、四苦八苦に苛(さいな)まれるのだ。
仏が世に出現された目的は、妙法・一念三千の実義を説き顕わすことにある。
一切衆生は、ただ信行に徹することで、自らの煩悩・業・苦の三道がそのまま法身・般若・解脱の三徳への転じて妙法当体と顕れ、真の即身成仏の本懐を遂げることを得るのである。

禅僧の狂態(きょうたい)こそ現証
臨済宗といえば、室町時代の僧・一休宗純(いっきゅうそうじゅん)が有名だ。一休の実際の行状は、アニメ「一休さん」のかわいらしいイメージとは大きくかけ離れていたようだ。
蓮知(浄土真宗の僧)の居室に上がり込み、阿弥陀仏の像を枕に昼寝をしたり、正月には杖の頭に髑髏(どくろ)をしつらえ「御用心、御用心」と叫びながら練り歩いたりなど、一休には、常軌を逸(いっ)した多くの言動があったとされている。
しかも禅宗では、これらの振る舞いを”風狂”(ふうきょう)などと言って、悟りの境地を体現したものと評価するから驚きだ。

日蓮大聖人は
「心を師とはなるとも心を師とすべからず」(御書 六六九㌻)

と誡められている。
我々末法の凡夫が師とすべきはどこまでも仏であり、これが正しい仏教の道理である。
反対に禅宗は、煩悩にまみれた己の心を師とし、仏の教えを蔑(ないがし)ろにする故に、心に苦悩が充満し、現実の人生に厳しい結果が現れるのだ。
大聖人が「禅天魔」と破折される所以(ゆえん)は、まさにここにある。
今こそ、破邪顕正の意気に燃え、禅宗などの邪宗の害毒に苦しむ人々を救うため、慈折の「行動」を起こすべき時である。

(大白法 第九七三号 平成三十年一月十六日)

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和歌山県田辺市の在住、日蓮正宗法華講員です。
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