自我偈訓読と行道散華

記念品


宗旨建立750年慶祝記念特別大法要 宗旨に燦然と輝く大盛儀 4月27日、28日の両日にわたり、全宗門僧俗待望の「宗旨建立750年慶祝記念特別大法要」が、御法主日顕上人猊下大導師のもと、総本山大石寺において、厳粛かつ盛大に奉修された。 宗旨建立750年慶祝記念特別大法要の2日間にわたる行事は、27日午後1時、2時、3時からの御開扉で始まった。大法要に参詣の御僧侶、寺族、代表登山者、鼓笛隊員等が、戒壇の大御本尊様に御内拝をさせていただいた。御開扉後、登山者は足場のとれた奉安堂の外周及び内部の見学を許された。 午後六時十五分、喚鐘の音が薄暮の山内に響きわたると、御法主上人猊下が大書院玄関より、多数の御僧侶方を従えて御出仕あそばされた。御法主上人猊下の行列は、多数の信徒がお待ち申し上げ、篝火(かがりび)が灯(とも)された御影堂正面参道を錫杖(しゃくじょう)の音を響かせながら、厳(おごさか)かに進まれた。御影堂正面から西側を回って裏向拝から入堂された御法主上人猊下は、御宝前に三礼された後、内陣中央の高座に登られた。読経、唱題と進められた後、『聖人御難事』の御文について甚深の御説法をなされた。 第2日目は、午前2時半から勤行衆会(丑寅勤行)が客殿で行われた。午前6時半からは御法主上人猊下の大導師のもと、御講が御影堂で奉修された。 慶祝記念特別大法要に先立ち、この佳き日を寿ぐために、全国の25地方部より参加した1,600余名の鼓笛隊員による、慶祝記念全国鼓笛隊パレードが行われた。午前7時半、北海道地方部鼓笛隊を先頭に、総門前を次々出発した。パレードは、御憎侶・登山者の拍手や声援の中、三門、塔中参道を通り、客殿前まで行われた。この後、鼓笛隊員は、ブラスバンドとともに客殿前広場に整列し、御法主上人猊下の御前にて合同演奏を行い、演奏終了後、御法主上人猊下より親しく御言葉を賜り、続いて総講頭・柳沢委員長より挨拶があった。 この後、登山者は大法要参加のために客殿に順次入場した。また、鼓笛隊員・ブラスバンドは広布坊に移動し、テレビ放映にて大法要に参加した。特別大法要は、定刻どおり午前10時より奉修された。開式が宣された後、御法主上人猊下が粛然と御出仕あそばされた。 特別大法要(68kb) 題目三唱ののち、方便品・寿量品の読経と進み、「而説偈言」で馨(けい)が入り、御法主上人猊下は内陣中央に進み出られ、慶讃文を奉読あそばされた。御法主上人猊下が座に戻られ題目三唱の後、「行道散華の鐘」の発声により、「自我偈訓読・行道散華」の儀が厳かに執り行われた。堂内の僧俗一同が自我偈訓読を唱和する中、散華皿を手にした40人の行道僧が、内陣周辺を巡行しながら散華した。この後、引き題目・題目三唱が行われた。ここで藤本慶祝記念局委員長の挨拶、柳沢総講頭の祝辞があり、閉式の辞、題目三唱の後、御法主上人猊下が御退出になられ、法要はとどこおりなく終了した。 大法要終了後、客殿正面階段において記念撮影が行われた。引き続き、大講堂大広間において御法主上人猊下御臨席のもと、慶祝記念祝賀会が催され、御僧侶、信徒・寺族代表が出席した。 ※大白法第598号にしたがって、文面を一部修正しました。 妙法蓮華経如来寿量品第十六(大石寺版訓読み) 来る3月26日より奉修される慶祝法要では、『御経行』が行われる。『御経行』とは行道僧による誦経・散華の儀で、基本的には御遠忌(50年区切り)でのみ行われる儀式である為、これを目にする機会はほとんど無い。ところが大客殿新築というこの大慶事に当り、『御経行』が落慶法要本会のみならず、一般の登山者の参加する慶祝法要においても執り行われるという。 写真は宗祖日蓮大聖人第七百遠忌大法会(昭和56年)における、『御経行・散華』(於御御影堂)の模様である。 題目三唱せられた後、御法主上人猊下の大導師のもと、方便品、寿量品長行の読経が進む。「而説偈言」に至ると磬一打され、ついで自我偈の訓読に入る。同時に行道僧が立って行道散華を始める。 お気づきのことと思うが、日常の勤行における読経は全て真読(音読み)である。 自我偈の訓読を聞いたことのある方は少数であろう。訓読そのものは『妙法蓮華経並開結』(大石寺版)に掲載されているが、真読同様やはり独特のリズムがある。 そこでここに『妙法蓮華経如来寿量品第十六』(大石寺版訓読み)を掲載するので、御住職に伺うなどして練習しておくと、人生で又と無いかもしれない『御経行・散華』の儀に、 さらに有意義に臨む事が出来るであろう。

妙法蓮華經如來壽量品第十六 我ーれー佛(ほとけ)ーをー得てよーりーこのかーたー。經たるー所ーのー諸のー劫數ー。無ー量百千万。 億載阿ー僧祇なりー。常にー法をー説いてー。無數億のー衆ー生をー教化ーしーてー。 佛道にー入ら令(し)ーむー。爾しーよーりーこのかーたー無ー量劫なーりー。 衆ー生をー度ーせんがー為のー故にー。方便しーてー涅ー槃を現ずー。而もー實にーはー滅度ーせーずー。 常にー此(ここ)にー住しーてー法をー説ーくー。我ーれー常にー此にー住すれどーもー。諸(もろもろ)のー神通力をー以てー。 顛倒のー衆ー生をーしーてー。近しーとー雖ーもー而もー見えざらしーむー。衆ー我ーがー滅度ーをー見ーてー。 廣くー舎利をー供ー養しー。ことごとくー皆ーなー戀慕ーをー懐いーてー。渇仰のー心ーをー生ずー。 衆ー生既にー信伏しー。質直にーしーてー意(こころ)ー柔軟にー。一心にー佛ーをー見ーたてまつらんとー欲しーてー。 自ーらー身命をー惜まーずー。時にー我ーれー及びー衆ー僧。倶にー靈鷲ー山にー出ーずー。 我ーれー時にー衆ー生にー語るー。常にー此にー在てー滅せーずー。方便力をー以てーのー故にー。 滅不滅ー有りとー現ずー。餘國ーにー衆ー生のー。恭ー敬しー信樂するもーのー有ればー。 我ーれーまーた彼(か)の中にー於てー。為にー無ー上のー法をー説ーくー。なんだーちー此をー聞かずーしーてー。 但ーだー我ーれー滅度ーすーとー謂えーりー。我ーれー諸のー衆ー生をー見るにー。苦ー海にー没在せーりー。 かるがー故にー為にー身ーをー現ぜずしーてー。其れをーしーてー渇仰をー生ぜーしーむー。 其の心ー戀慕ーするにー因ってー。乃ーちー出でてー為にー法をー説ーくー。神通力是(かく)のー如しー。 阿ー僧祇ー劫にーおいてー。常にー靈鷲ー山。及びー餘ーのー諸のー住処ーにー在ーりー。衆ー生劫盡(つ)きてー。 大火ーにー燒かるるとー見る時もー。我ーがー此の土ーはー安穏にーしーてー。天人常にー充滿せーりー。 園林諸のー堂かーくー。種種のー寶ーをーもってー荘嚴しー。寶樹ー華ー果ー多くーしーてー。 衆ー生のー遊ー樂する所ーなーりー。諸ー天天のー鼓ーをー撃てー。常にー衆(もろもろ)のー伎樂ーをー作(な)ーしー。 曼陀羅華ーをー雨(ふら)しーてー。佛ー及びー大衆ーにー散ずー。我ーがー淨土ーはー毀れーざるにー。 而もー衆ーはー燒け盡きてー。憂ー怖ー諸のー苦ー惱是のー如くー悉くー充滿せりとー見ーるー。 是ーのー諸のー罪のー衆ー生はー。惡業のー因縁をー以てー。阿ー僧祇ー劫をー過ぐれーどーもー。 三寶のー名(みな)をー聞かずー。諸のーあらゆーるー功德をー修ーしー。 柔和ー質直なる者はー則ーちー皆ーなー我が身ー此にー在ってー。法をー説くとー見ーるー。 或る時はー此の衆ーのー為にー。佛壽ー無ー量なりとー説ーくー。 久ーくーあってー乃(いま)しー佛ーをー見ーたてまつるー者にーはー。為にー佛にはー値ひ難しーとー説ーくー。 我ーがー智力ー是のー如しー。慧ー光照すーこーとー無ー量にー壽命無數劫なーりー。 久ーくー業をー修してー得(う)る所ーなーりー。なんだーちー智有らんもーのー。 此にー於てー疑いをー生ずること勿れー。當にー断じーてー永くー盡き令むべーしー。 佛語ーはー實にーしーてー虚(むなし)ーからずー。医(くすし)ーのー善ーきー方便をーもってー。 狂子ーをー治ーせんがー為のー故にー。實にーはー在れどーもー。而もー死すとー言うにー。 能ーくー虚ー妄とー説くもーのー無きがー如くー。我もーまーたー為(こ)ーれー世のちーちー(父)。 諸のー苦ー患を救うー者なーりー。凡夫ーのー顛倒せるをー為(もっ)てー。 實にーはー在れどーもー而もー滅すーとー言う。常にー我をー見るをー以てーのー故にー。 而もーきょう恣ーのー心ーをー生じー。放逸にーしーてー五欲ーにー著しー惡道のー中にー堕ちなーん。 我ーれー常にー衆ー生のー道(どう)をー行じー。道をー行ぜーざるをー知てー。 應(まさ)にー度す可ーきー所にー随ってー。為にー種種のー法をー説ーくー。 『毎(つね)に自ら是の念を作(な)さく。何を以てか衆生をして無上道に入り。 速(すみや)かに佛身を成就ーすることを得せ令めんとー。』 <註> 漢字+『ー』は漢字の最後の音を伸ばす。例:『衆ー生』は『しゅーじょう』を発声する。 一部漢字を簡略し、あるいは平仮名で表記した。 振り仮名は最小限に留めたので、読めない漢字は各自『妙法蓮華経』あるいは『御経本』で確認されたい。 プリントアウト用はこっち。 最後の「得せ令めんとー」は徐々に読経速度を落とす。

自我偈訓読