光明
待望久しかった令和三年・宗祖日蓮大聖人御聖誕八百年の新春。
昨年来の新型コロナウイルス感染症の蔓延は新年を迎えてもいっこうに衰えない。 こうした世界的な障魔が吹き荒れる中で、「宗祖日蓮大聖人御聖誕八百年、法華講員八十万人体勢構築」という意義ある年を迎えた。
私たちは、御法主日如上人猊下より『大白法』元号の一面に「活力」との御揮毫を戴いた。 御法主上人猊下の深い御心をしっかりと信心で受け止めたい。
大改修なった荘厳な「三門」、さらに雄大な富士山を背景に、「活力」という文字を目にしたとき、すぐさま、「活動力」「生命力」ということを想起させていただいた。
生命力にあふれ、活動のもととなる力こそ、今の私たちに求められる力。その大事を常に教わり、実践する私たち法華講員。日々の信行、生活に明るく元気で活動する。その源泉が日々の勤行、唱題。一人ひとりの活力が集まって、組織の大きな活力も生まれてくる。このことを互いに自覚したい。
いつの世も混沌とした中にあって、大型人様の「正法治国・邪法乱国」の御精神を先師、先達によって今日まで正しく伝えてきた、私たち日蓮正宗の僧俗宗団。宗祖日蓮大聖人への真の御報恩謝徳が叶う組織は、世界の中で唯一である、との大確信のもと、今一度、本年の深い意義を自覚し、勇躍前進していきたい。
二月十六日に奉修される「宗祖日蓮大聖人御聖誕八百年慶祝大法要」を心より慶祝申し上げ、法華講員八十万人体勢を見事成就した功徳と行動力をもって、未来広布、地域広布に向かって、僧俗一致・異体同心し、共々に活発々たる人生行路を悠々と歩んでいきたい。
御法主品上人猊下の御教導のままに、指導教師のもと、講頭を中心に皆で励まし合い、老いも若きも唱題根本に折伏に、育成に大いに励み、「活力」ある一年を送っていこうではないか。
(K)