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努めよ励めよ

光明
緊急事言が解除されたことによって、少しずつではあるが、日々の生活における「日常」が戻ってきている。だからと言って、この疫病が完全に終息したわけではない。 世界に目を向けると、依然として感染者は増加の一途をたどり、緊急事態宣言解除
の真意を見誤って気を緩めてしまうと、第二波、第三波の恐れもある予断を許さない状況であることに変わりはない。
中国の法家である韓非子は
「千丈の堤も蟻の穴を以て潰ゆ」という言葉を残している。 これは、千丈という長く、堅固な川の堤防であっても、螻蟻(オケラやアリのような小さな虫)ほどの小さな穴から堤防が決壊してしまうことから、小さな油断が大きな損害へと繋がることを戒めている。何事も小さな気の緩み、緩慢が大きな失敗の原因となる。我々の仏道修行も同様で、小さな慢心、怠惰な心が仏道修行の妨げとなることは言うまでもない。
また、総本山第六十六世日達上人は、
「乗に緩なるを許さず。は今一介の勤息なれど地涌の眷属たるを惟いて 努めよ励めよ (仏道修行に緩慢であってはならない。 あなたは一介の仏道修行者ではあるが、御本仏日蓮大聖人の地涌の春属であるという自覚を忘れることなく、日々精進しない)」
(日達上大全集)
と慢心怠惰な心を抱くことなく、日々精進するよう御指南くださっている。
総本山大石寺では先月に入ってから、御法主日如上人猊下大導師のもと毎朝、唱題行が行われた。全国寺院・教会においても感染防止に努めながら、それぞれの地域の状況に鑑みた形で参詣が再開されることとなる。 日蓮正宗僧俗の現時における一念が一日も早い終息に繋がることは申すまでもない。日達上人の「努めよ励めよ」の御指南を胸に、一日も早く「日常」が戻るよう、一人ひとりが地涌の眷属たる自覚を持ち、異体同心して一遍でも多くの御題目を唱えさせていただこう。(守)

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