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47衣座室の三軌

教学ノート

大白法 平成30年11月16日付
 衣座室の三軌とは、釈尊の滅後において、法華経を布教するために大切な、3つの心得のことです。他に「弘教の三軌」とも言います。
 法華経『法師品第十』には、
「仏道を修行する男女がいて、仏様の滅後に出家や在家の男女にこの法華経を説こうとするならば、どのようにして説くべきだろうか。それは、その仏道修行をしている男女が、『如来の室』に入り、『如来の衣』を身に着け、『如来の座』に着いて、出家や在家の男女のためにこの法善道を説くべきである(趣意)」(法華経 329㌻)
と、「如来の室」・「如来の衣」・「如来の座」の3つをもって法華経を弘めるべきことが明かされています。
 最初の「如来の室」とは、一切衆生を救おうとする大慈大悲の心を起こすことを言います。仏様はどんな悪人でも、どんななわがままな人間でも救おうとする、大きな慈悲の心をお持ちです。その仏様の大慈悲の心を、私たちも起こしなさいとの意味を、「如来(仏様)の室(部屋)に入る」と説かれました。
 次の「如来の衣」は、柔和忍辱の心を持つことを、仏様の衣を着ることに例えたものです。柔和とは「柔らかな」という意味で、仏様の教えを素直に受け持つことを言います。忍辱は、正法を弘めることによって受ける、あらゆる悪口や暴カに耐え忍ぶことです。どんな逆境・迫害も耐えてはねのけることから、「忍辱の鎧」(勧持品第十三・同377㌻)とも呼ばれます。
 最後の「如来の座」とは、どのような困難があっても、堪え忍ぶ心のことを言います。何事にも執われず、不惜身命の精神を持って正法を弘めることを「如来の座に坐す」とお示しです。
 つまり、私たちが大聖人様の御教えを弘めるときは、柔和忍辱の衣を着て、不自惜身命の境地に立ち、慈悲の心を持って折伏に励むことが大切なのです。
 日蓮大聖人様は、『御義口伝』に、
「今日蓮等の類南無妙法蓮華経と唱へ奉る者は此の三軌を一念に成就するなり」(御書1750㌻)
と説かれ、南無妙法蓮華経の御題目を心から唱えるならば、衣座室の三軌すべてが、自然と私たち一人ひとりの心に具わると仰せです。

★ポイント
 御法主日如上人猊下は、「現代は折伏の方法も千差万別、種々の方法がありますが、基本的にはこの『衣座室の三軌』を心得て折伏することが大事ではないかと思います。 さらに、それに加えて大事なことは、一人ひとりが大聖人の弟子檀那として、『千万人と雖も吾れ往かん』との、断固たる決意をもって折伏に立ち上がることであります」(大白法 807号)
と御指南されています。

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