ホーム » 諸宗教破折 » お好きなものを本尊に 日蓮宗を破す。

お好きなものを本尊に 日蓮宗を破す。

諸宗教破折
11/1/2016

東京・雑司が谷にある通称「鬼子母神」(きしぼじん)は、安産の神様として知られており、
連日、多くの参拝者で賑(にぎ)わっているが、かの「鬼子母神」が日蓮宗の寺院の一部であることを知る人は少ないであろう(威光山法明寺・鬼子母神堂)。
同寺のホームページによると、真言宗の旧跡で弘仁元(八一〇)年の開創とのこと。
後の正和元(一三一二)年に日蓮宗に改宗して今日に至るようで、祀(まつ)られている
鬼子母神は室町時代の永禄四(一五六一)年に今の文京区目白台の地から掘り出されたものらしい。

鬼子母神信仰は誤り
鬼子母神堂であるから、当然、そこは本尊として鬼子母神が祀(まつ)られているが、冷静に考えてもらいたい。
これが果たして、宗祖日蓮大聖人の御(み)心に適(かな)った信仰の姿と言えるのか。

「みんなが好きなのだから、いいじゃないか」
「鬼子母神だって法華経に縁があるんだから」

という程度の考えならば「日蓮」の御名を冠する宗名は即刻、降ろすべきだ。

五種類の本尊
この際なので、日蓮宗の本尊観を『日蓮宗読本(どくほん)』で見てみると、「本門の本尊」という項目があって、次の五種類の様式の本尊があるとする。
①首題本尊(しゅだいほんぞん)(南無妙法蓮華経の題目のみが書かれたもの)
②釈迦一尊(しゃかいつそん) (立像の釈尊)
③大曼荼羅(だいまんだら) (首題本尊の発展したもの。日蓮宗各寺院に安置の本尊は、この大曼荼羅を木像をもって造立したもの)
④一尊四士(いつそんしし) (釈迦一体仏に上行等の四菩薩を加えたもの。②の釈迦一尊の発展したもの
⑤二尊四士(にそんしし)  (釈迦仏・多宝仏の二尊に上行等の四菩薩を加えたもの)

このうち中心となるのは③大曼荼羅と④一尊四士の二つで、
「並存すべきであるが、信行上もしくは宗制上いずれかに決定する必要があった場合には祖書の教示をうかがい、三秘の構成にてらし、本宗の行の特性を考えて一尊四士を本尊と奠定(てんてい)するのが至当であると思う」(該書 一五八頁)と述べ、「三大秘法」を論ずる中、本尊の結論としている。

「本尊とは勝れたるを用ふべし」(御書 一二七五頁)

と仰せの大聖人の、どの御指南を拝すればこのような本尊観が出てくるのか、見当もつかない。
もちろん、鬼子母神は、『日蓮宗読本』の本門の本尊の項には、その名すら出てこない。

「至当であると思う」
昭和三十二年に刊行された『日蓮宗読本』初版本の、当時の日蓮宗管長の「序」や編述を託(たく)された立正大学日蓮教学研究所所長の「緒言」によれば、日蓮宗宗会の協賛を得て編纂を企画し、刊本を全国の寺院教会に配布したようであるから、当時の日蓮宗宗門が自身を持って世に出した一書と推認できる。
その書の中心肝要と言うべき、「本門の本尊」の項に「いずれかに決定する必要があった場合には」とあるが、嗜好(しこう)品でもあるまいし、本尊に関してそんな場合がありようがなく、最後の「本尊と奠定(定めること)するのが至当であると思う」に至っては、驚くほかない。
本尊とは、我々が帰命依止(きみょうえし)する、言い換えれば命を預けるものである。それを「思う」で決められてはたまったものではない。

「大曼荼羅」ならよいのか?
日蓮宗の僧が書いた曼荼羅を見てみると、南無妙法蓮華経の首題の直下に筆者自身の名前と花押(かおう)を大書する例が多いようである。また、文字の配置も一定しておらず、まさにやりたい放題なのである。
とは言え、主要な本尊の一つとして大事に扱っているものと思いきや、家庭用の小さな掛け軸型の曼荼羅が、身延山久遠寺の、何と「売店」で売られている。
鬼子母神であれ曼荼羅掛け軸であれ、そんな本尊とは名ばかりの「まがい物」に手を合わせ、命を預けてしまったならば、不幸どころか、地獄に堕ちる業因を積むことを、丁寧に教えていかなければならない。

(平成28年 大白法10月16日号より)

RSS 宝日記

  • パンフレットにスタンプ押印 2021年8月4日
    配布用のパンフレットにスタンプを押しました。今回は、気持ちを込めて自分自身でスタンプを押してみた。
    kirimoto3

RSS 掲示板

  • 暑中お見舞い申し上げます 2021年7月13日
    いよいよ最も暑い季節となってきました。 皆さん、酷暑のみぎり、お体をご自愛下さい。
    管理人

管理人

和歌山県田辺市の在住、日蓮正宗法華講員です。
宝相寺支部所属。宝相寺は日蓮正宗総本山大石寺の末寺です。人生の悩みなど正しい仏法で乗り越えていきましょう。
お問い合わせは、ホームページのメールフォームから
電話でも受け付けております。
携帯090-3656-1453

カウント

Visits today: _