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念仏では”生老病死”を解決できません。 浄土宗・浄土真宗

諸宗教破折
7/20/2018

インドに生まれた釈尊(しゃくそん)は、釈迦族(しゃかぞく)の王子として何不自由ない生活を送っていたが、ある時、お城の外で生活している人々の姿を見て、このように思った。

いくらよい衣服を着、おいしい食べ物を食べて物質的に満たされていようが、

生(生まれる苦しみ)
老(老いる苦しみ)
病(病に罹(かか)る苦しみ)
死(死ぬ苦しみ)

という人間の根源的な四つの苦しみからは絶対に逃げられない。すべての人が抱く、この苦しみを解決したい。

釈尊は十九歳の時に王子の身分を捨てて出家し、長い修行を経て三十歳の時についに悟りを開き、根源的な苦しみを解決する道を悟られた。
それから入滅するまでの約五十年、いろいろな人にその道を説いた。
これが現在、数多くの経典として残っているのだが、どの経典に依処するかで様々な宗派が乱立する結果となっている。

「どの宗派でも仏教には変わりない」

という人もいるが、それは間違いだ。

「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」は釈尊の本意か?
無量寿経や阿弥陀経を依教とする浄土宗・浄土真宗ではこのように教える。

「この娑婆世界(しゃばせかい)は苦しみの充満する世界であり、この世界に生きる私たち凡夫には厳しい修行に堪(た)えられないから、到底この世で仏になることはできない」
「だからこの娑婆世界で幸せになることは諦(あきら)めて、”死んだ後”に”極楽浄土”という娑婆世界よりもすばらしい世界に生まれ変わりましょう。そのために今は『南無阿弥陀仏』と念仏を唱えましょう」

これが本当に釈尊が説かれた解決の道なのだろうか。
よく考えてみると、この念仏の教えでは、釈尊が出家前に抱いた四つの苦しみは全く解決できていない。
第一に「死んだ後」という以上、”死”という問題を全く向き合っておらず、死苦は解決されていない。
さらには生苦・老苦・病苦についても

「今生での出来事(できごと)は諦めてください」

というのだから、全く何の解決にもなっていない。
では死後は確実に「極楽浄土」なる場所に生まれ変わることができるかといえば、これも残念ながら”できない”と言わざるを得ない。
そもそも釈尊の真実の悟りとは、すべての人を即身成仏(その身のままで仏に成る)という最高の境界に導くための教えである。

「娑婆世界に住んでいる人は残念ながら成仏できません。だから代わりに”極楽往生”しましょう」などという教えが釈尊の本意である訳がない。
所詮、念仏の教えは、真実(法華経)に導くための方便(仮(かり))の教えである。

実は恐ろしい浄土思想
浄土的な思考で日常の様々な困難を乗り越えることはできるのだろうか。
うまくいかない時、常に
「この仕事は自分に向かないから辞めよう」
「嫌(いや)な人から逃げよう」
でよいか。
確かに一時的にそれで解決できたように思えるかも知れないが、本当に心の底から人生に思い悩んだ時、
「この人生はもう嫌だから止めたい」と思ってしまったならば、それこそ苦悩に喘(あえ)ぐ地獄の姿そのものではないか。

法華経に説く娑婆世界
果たして娑婆世界は忌み嫌われるべき場所なのか?
釈尊の本心が説かれた法華経では、
「我常(われつねに)に此(こ)の娑婆世界に在(あ)って、説法教化(せっぽうきょうけ)す」
(法華経 四三一㌻)

「我が此(こ)の土(ど)は安穏(あんのん)にして天人常(つね)に充満せり」(法華経 四四一㌻)

と、娑婆世界は即寂光土(仏が常住の国土)であることが明かされている。
蓮華が汚泥(おでい)の中から美しい花を咲かせるように、我々の住む世界がどんなに汚れた苦悩の多い場所であっても、妙法の当体たる御本尊の縁に触れれば即身成仏の境界を開くことができ、その人の住む環境もまた、すばらしい仏国土に変えていくことができる。
どんな境遇の人でも、皆等しく”この御本尊に帰依(きえ)すれば成仏できる。必ず幸せになれる”これが仏の本意であり、唯一真実の解決の道なのだ。

(大白法第九八五号 平成三十年七月十六日)

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